明けましておめでとうございます。
今年も新年の幕開けをみなさんとともに迎えることができました。
光輝ある令和五年の新春を迎えるにあたり、私達一同伝統精神を祖述して、「日日新」「日孜孜」
の心で創業以来のご縁を大切にして感謝報恩、反省精進することを念誓させて頂きます。
ご承知のように、今年は卯年(うどし)、いわゆる兎(ウサギ)年で、十二支では4番目に数
えられます。
そして卯は、時刻でいえば午前5時から7時までの2時間を、方角でいえば東をさします。
また、今年の干支は「癸卯(みずのと・う)」です。干支の組み合わせは全部で60通りありま
すが、その40番目です。癸は、甲乙で始まる十干(じっかん)の10番目で、「植物の種子が大
きさを測れるまでになった状態」を意味します。
さて、ウサギというと、みなさんはどんなイメージをもたれるでしょうか。
生態としては、ウサギは草食動物で、警戒心が強く、早朝や夕方に活発に活動します。
そのイメージとしては、おとなしい、かわいい、小心者、臆病、あるいは悪賢い、愚か・・・
などなど、実に幅広いのではないかと思います。
古来より、ウサギは狩猟・捕獲の対象であり、食肉としても用いられてきました。人間にと
って身近な存在であったからこそ、ウサギに対してはさまざまな見方があり、ウサギの特徴
を捉えた慣用句も多く存在します。
たとえば、「ウサギの耳」といえば、地獄耳のことですし、「ウサギの昼寝」は、油断をし
て思わぬ失敗をすること、「ウサギの上り坂」なら、物事が早く順調に進むこと、「兎に祭
文(さいもん)」なら、いくら説いて聞かせても一向に効果がないことを意味します。あく
まで人がウサギに対してもつイメージを踏まえたものですから、ウサギには迷惑な話かもし
れませんが、こうしてみると、ウサギはとても人間的な動物だといえそうです。
それから、ウサギには「跳ねる」という特徴があるため、卯年は景気が良くなる年ともいわ
れています。
ちなみに、前回の卯年は、東日本大震災と原発事故に見舞われた2011年です。
この年の日経平均株価は、年初は1万円を超えていましたが、年末には8千円台半ばまで大
きく下げました。
はじめにも紹介しましたが、卯の刻は午前5時から7時までの2時間をさします。
まさに、日の出とともに1日が始まる時間帯です。夜が明けて新しい1日、1年が始まり、
ウサギが跳ねるように株価も上がって、日本経済も私たちの会社も力強く成長していく、
そんな1年になるといいですね。
まだまだ油断はできないものの、コロナ禍もようやく出口が見えてきたようです。引き続き
感染防止に留意しながらも、ぜひ高い目標に向かって飛躍する1年にすべく、粘り強く精一
杯、全社一丸となって社業に励み、社会になくてはならない会社を目指し、お客様により一
層の安心と喜びと満足をしていただける商品づくりに創造・開発、邁進して参る所存です。
改めて、この新しい年が、より佳き年になるよう心より祈念致しまして、年頭の挨拶とさせ
て頂きます。何卒本年も変わらぬご指導とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
総務部