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アウトドアリテーラー 2018SUMMER

世界最大級のアウトドア展示会「アウトドアリテーラー2018SUMMER」の視察に行って参りました。
なんと、出展数は約1,400ブランドの世界で最も大きなアウトドア総合展示会です。
 
好調を続ける米国経済。
実質成長率は4~6月前年比プラス4.1%、雇用の改善し
失業率は歴史的な低水準に低下しており
そんなアウトドアの本場アメリカ市場を調査。
 
何より新素材・新商品・新アイテム・各社の取り組みなど
アウトドア市場が今後どの様に変わっていくのか情報を収集し
当社がさらに飛躍すべく今後の商品開発に活かす事を
視察の目的としておりました。
 
今回の開催地はアメリカ コロラド州デンバー。
アメリカ中北部に位置し、コロラド州では最大都市。
デンバーの気候は1年を通じて乾燥しており、夏の日中は暑いが夜は涼しく
冬の日中は穏やかだが夜は冷え込みが厳しいというのが特徴で
気温の差が大きく四季がはっきりしていて、まるで日本の様なイメージでした。
 
春のハイキング、夏のキャンプ、そして
冬のスキーと四季折々自然と共に楽しめる場所でもあり
ちなみに昨年2017SUMMERの開催地はユタ州ソルトレイクシティーでした。
今夏から会場が変更になった理由の一つにトランプ政権と
ユタ州議会が国の記念碑である『ベアーズイヤーズ』の環境保護地域を
縮小した事にアウトドア業界が反発したから(アークテリクスやコロンビアが不参加)。
色々大人な事情もある様子でした。。。
 

 
さて展示会場では大きな青いクマがお出迎え。
会場は50万平方フィートもあり。
これだけではちょっと分かりにくい為
東京ドーム何個分か調べてみたところちょうど同じ1個分だそうです。
中の様子は残念ならが撮影が禁止となっておりまして
有名なザ・ノース・フェイスやパタゴニアはもちろんですが
今後世界に羽ばたいていくであろう新興ブランドの数々がところ狭しと並んでおりました。
 
又、各社の取り組みを見ておりますと
共通して環境負荷低減、3R、サスティナブル(持続可能)をキーワードとした
素材のアイテムが多数ありタオルやウォーターボトルなど
日常使いの商品も増えアウトドアの裾野の広がりを感じました。
 
もちろん、当社としても新しいイノベーション、新しい仕組みに取り組み挑戦し続ける事が大切です!
 

 
ここで少し余談ですが。
当部(テキスタイル・アパレル部)の歴史、成り立ちをご紹介させて頂きます。
当部は発足して約30年。会社の名前の通り紡績を生業にしていましたが、
糸販売だけではこれから生き残れない。
『糸から生地、製品迄』を合言葉に製品ビジネスをスタートさせました。
ベビー服からスタートし、機能性繊維との出会い、また今後伸びてくる分野という事で
アウトドアに特化した物作りに至ります。
たくさんのご縁を頂き約30年。振り返ると先人先輩、多くのお取引様、ユーザーの方々への感謝しかありません。
 

 
昨今、毎年の様に様々な自然災害が発生し世間を賑わせており
地震、豪雨、そして猛暑。地球環境が大きく変わって来ております。
これは何か地球からのメッセージなのではないか、と思う時もしばしば。。。
 
マイクロプラスティック問題はじめ地球環境問題はこれから益々無視できない問題となって来ています。
最近、YouTubeでカメの鼻にプラスティック製のストローが刺さっている動画が流されました。
これを機にして、日本でも飲食店や有名ホテルが一斉に使用を取りやめる動きが出てきております。
 
今回の展示会でもリサイクル素材で『エコ』を謳った商品が多数展示され
アウトドアの基本である『自然と共に楽しむ』我々アウトドア製品を作っているメーカーとして
環境不可の少ない素材開発含めて課せられた使命は大きいと感じます。
 
『地球の為に出来る事』大きなテーマを考えさせられたデンバー出張でした。
 
テキスタイル・アパレル部 長谷憲治

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