5月2日の産経新聞夕刊に掲載されたエッセーをご紹介させて頂きます。
このエッセーを書いて投稿してくださったのは
今から50数年前、当社から遠く離れた山陰地方から親元を離れ
ご縁があり当社に就職した方です。
当時は、高校への進学率も高くはなく
学びたくても学べない方も多かったそうです。
そうした中、当社では学びたくても学べない方へのサポートとして
地元の高校と協力し、昼間もしくは夜間に当社の工場で働きながら
近くの高校へ通う制度を設けたのでした。
その後、時代の変化と共に高校定時制は無くなり
その代わりに短大定時制も設けられたのでした。
(現在は入学者が減り、この制度は無くなりました。)
そこには企業にとって最も大切なことは
人づくりと、教育を通して社会貢献をすることだという
当時の社長の強い思いがあったのです。
このエッセーを書いてくださった方も
ご縁あって遠く離れた岐阜県に来てくださったのでした。
そして当社を離れ50年以上経ってからも
こうしてご縁を大切にしてくださる姿勢に胸が熱くなると同時に
ご縁を通して人の集まる企業にしていきたいと強く感じております。
また、当社の社員が突然の来客に対して
温かく迎え入れる応対をしてくれたことを
とても嬉しく感じております。
ご縁尊しという言葉がありますが
このエッセーを書いてくださった方を通して
その意味を知ることが出来ました。
素敵なエッセーと、それを書かれた方に心から感謝申し上げます。