(ファーベスト社、施工イメージデザイン画)
弊社ではCJ(コンピュータージェットダイ)機による、お好きなデザインを
カーペット原反へプリントして製品化しております。
因みに冒頭とは別の柄ですが、こんな感じの機械で、
強大なインクジェットプリンタのイメージで、染色しております。
1980年導入して様々なデザインを世に送り出しましたが、今回グループ会社
株式会社ファーベスト社様での模様替えに協力致しました。
株式会社ファーベスト社様は特徴のある繊維を作っておりますが、その特徴とは
「高純度微粒子セラミックスを独自技術により均一に繊維の中に練り込み
遠赤外線の吸収・ふく射作用を高める繊維」です。
そんな特殊技術を持つ会社からのデザインの要望を受けました。
そこで、当社デザイナーがどのような考えをもってデザインしたかですが
「企業イメージを踏まえてデザインは・大地の大いなる力・生命の源の海(水)」
(冒頭の施工イメージデザイン画)を表現しました。
企業イメージ大事ですよね!!
そのイメージをカーペットでお伝えするするのは、なかなか難しいですが・・・。
大地・海・・・大きいですよね。そのイメージを大事にするために
500㎜角のタイルカーペットを約300枚使い全体を1つの柄として表現することにしました。
柄は非常に大事ですが、色も同じように大事です。
今度はいつも色を作っている担当者へ話を聞いております。
社内デザイナーより「紙」でもらったデザインを見て色を出しましたが、発色性や
色のバランス・濃淡
などを見て紙で作った色柄のイメージを崩さない様苦心したようです。
紙での色とパイル(繊維)での色は同じようにはなかなか出ません。
より近い色を出すようにするのは、長年の経験・技術の積み重ねがあってこそです。
特に今回のポイントは「ラメ糸」です。キラキラ光るあの「ラメ」です。
このラメ糸が本来の「キラキラ」感が出るか大変不安だったようです。
試作でOKでもお客様が満足いただけなければNGです。
また、試作OKでも施工してイメージ通りでないとこれもまたNGになります。
残念ながら、写真ではラメ糸の感じが(申し訳ありません・・・)
試作品では出てます!
OKをいただき本番です。
約300枚の500㎜角タイル1枚ずつ柄が違います。
1枚ずつ柄のデータを作成して本番の日はデザイナー自ら色柄をチェックします。
「OK!」と言っては無いですが、心の中ではつぶやいたと思います。
当日は少し雨が降っていましたが濡れないように無事搬入後、
施工がスタートいたしました。
ベテラン職人さんが手際よく貼っていきます!無事に施工が完了致しました。
写真を撮り社内へ報告しましたが、どうしても現物が見たい!!とデザイナーと工場メンバーと東京へ・・・。
オフィスの出来栄えに!!
お客様へ感想をお聞きしましたが、「500㎜角タイルをつなぎ合わせたように見えない」
「ラメ糸がキラキラ光って豪華」などの感想をいただきました。
タイルカーペットが1枚物に見えるので意図して1枚だげ向きを変えていただいたり
ライトを一部消してラメ糸のキラキラ感を確認させていただきました。
出来上がり大変驚いておりました。
アミューズメント施設や遊技施設などには効果が期待できそうです。
お客様がよろしければ、執務室なども良いかもしれません。
商品の特性上、一部制約がございますのでお問い合わせをいただければと思います。
冒頭の「ファーベスト社」への特殊繊維については下記URLを参考の上、
お問い合わせください。
http://www.firbest.co.jp/
営業部 第一グループ
1月7日、年賀式として、「仕事始め式」「四方拝」が行われました。
「仕事始め式」には、新年を迎えて、私たちがこうして仕事ができることに対して
沢山の恩人のお陰であることを改めて噛みしめさせていただきました。
「庚子(かのえ・ね)」の年。
「全ての始まりと可能性のある未来に向かって伸びよう」と誓いました。
さらに、これまでにない発想によるモノづくりで
私たちの夢、「私たちの製品と素材で世界の人を笑顔で幸せにする」ことを改めて確認し合いました。
「四方拝」では、天地四方および山陵(さんりょう)を拝して、年災をはらい、幸福無事をお祈りしました。
年賀式に続いて、初荷式を行いました。
われわれ従業員が心を込めてつくられた製品を満載にした5台のトラックが関係者一同拍手で見送る中を
次々に出発していきました。
本当に「感謝!感謝!」です。
1月11日、当社月例会に臨済宗妙心寺派 正眼寺住職の山川宗玄老大師をお招きして
新春記念講演を開催いたしました。
老師様より、今年の干支「子(ね)」に因んだお話しや禅語の
「鼠入銭筒伎己窮(ねずみせんとうにいって わざすでにきわまる:銭を入れるための細い筒に鼠が入っていき、
すっぽり挟まって前にも後ろにも動けなくなった状態)」という言葉について、
現在の世相になぞったお話しを拝聴させていただきました。
ありがとうございました。
混迷する世相を「変化」「変身」をキーワードに筒の中で何もできないと思い込んで縮こまることなく、
「正眼」で正しいものを正しく見て、正しく判断し、干支が一巡して始めに戻った子年、
新たな気持ちで困難、苦難に立ち向かって参ります。
今年もつつがなく令和2年をスタートさせていただきました。
改めて、「私たちの製品と素材で世界の人を笑顔で幸せにする」を胸に
さらなる繁栄永続を目指します。
昨年11月より、「地球のためにできること」をテーマにした
地球環境を配慮した取組みとして「羽毛リサイクル」をスタートさせ、
ご家庭で不用となった「羽毛ふとん」「ダウンジャケット」の無料回収をはじめました。
昨年は、みなさまのご理解とご協力により
(11月~12月)
羽毛布団:11枚、
ダウンジャケット:8枚
を回収させていただきました。ありがとうございました。
回収したものは、専門業者:河田フェザー㈱様により解体し羽毛を取り出し殺菌・洗浄して再利用され、
また、社会貢献と災害復興義援金などに使わせていただきます。
引き続き、ご協力をお願いします。
《お問合せ》TEL:058-392-2121 総務部まで
(回収は各事業所にて行っております)
総務部
新年明けましておめでとうございます。
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
令和初の新年に当たり、皆々様ご一同様に至るまで清々しくお迎えられことと存じます。
弊社も神伝統に守られ、生かされ、許され、愛せられ、恵まれての新春を迎えることができましたのは、
これひとえにお取引様をはじめ、当社を応援してくださる皆々様の数々のご支援ご協力と
ご声援によるものであると衷心より感謝しお礼申し上げます。
光輝ある令和2年の新春を迎えるにあたり、私達一同伝統精神を祖述して
「日日新」「日孜孜」の心で創業以来のご縁を大切にして感謝報恩、
反省精進することを念誓するものであります。
昨年は、上皇陛下の御譲位を受けられまして、第百二十六代天皇・皇后両陛下の御即位をはじめ
一連の諸儀式も、万事恙なくご斎行に成られました由、誠にありがたく国民一同斉しく慶びに触れることができました。
皇室のご繁栄と両陛下の弥栄をお祈り申しあげる次第でございます。
さて、かような慶事の中にも、自然災害によりまして各地に甚大な被害がもたらされ、
未だ復旧覚束ない地域もあろうと存じます。
改めてお見舞い申し上げますとともに、謹んでお悔やみ申し上げるところでございます。
願わくば昨年のような大災害が起きないことを、天地の神々に天地の神々にお祈りするところです。
今年は「庚子」の年です。字義を調べてみると、庚子の「庚(かのえ)」には、
「成長を終えた草木が次の世代を残すために花や種子を準備する状態」という意味があり。
これを人や組織に例えると、「完成した個人・組織から不要な価値観をそぎ落とし、
新しい環境へ対応する体制を整える」という意味もある。
「子(ね)」は、「固い種に押し込められていた生命が、新たに芽生えて、いろいろな方向に育ち始める状態」、
「個人は自分の軸となる価値観をしっかり持つ、組織は新たな局面に対応できる
人材の育成・活用に取り組む」とあります。
そのため、この2つの意味と合わせると、来るべきときに向けて準備を整えている状態になります。
この令和2年は過去の成果から引き継ぐべきものを維持しつつ、
新たな環境や局面に向けて体制を整えていくと良い年になりそうです。
1月3日、伊勢神宮を参拝させていただきました。
そこで、天照大神様に感謝の思いを伝え、昨年以上の進歩発展と多種多様な業種の方々から
注目を集める会社を目指して、一致団結し邁進することを誓願しました。
そして、多くの参拝者が訪れる中、厳かで凛とした空気に身を委ねたとき、ふと、「令和の御代に到り新年を迎え、
また子年は十二支の「いの一番」この年が万事の基礎ともいえ、最初良ければ万事良しとも申します。
原点に立ち返っての大維新。維新とはこれを新たにするということ。
すなわち現下において見直し聞き直して新たな歴史を積上げよう・・・。」と感じました。
今年も、応援してくださるお取引先の皆々様をはじめ、お客様のご期待に応えるべく、
目標に向かって粘り強く精一杯、全社一丸となって社業に励み、社会になくてはならない会社を目指し、
お客様により一層の安心と喜びと満足をしていただける商品づくりをすべく、創造・開発に邁進して参る所存です。
改めて、皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
そして、何卒本年も変わらぬご指導とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
総務部
皆さま、おはようございます。
この度12月18日、株主総会で社長を拝命しました。
前社長(現、会長)からバトンを引き継ぎ、
これから長谷虎紡績及びその関連会社の代表として、今の思いをお伝えさせて頂きます。
明治20年、1887年、今から132年前に初代長谷虎吉がこの会社を創業し、私で5代目となります。
今、この会社があるのは従業員の皆さまをはじめ先人先輩方のお陰です。
まずは、これまでこの会社を共に支えてきてくださった皆さまに心から感謝をすると共に、
日頃私たちを支えてくださっているお客様やパートナー企業様に対して、心から感謝申し上げます。
私は物心つく前、保育園に入る頃から毎日、祖父であり当社の3代目社長の、長谷虎治に手を引かれ朝6時に家を出て、
近くにある神社と先祖が眠るお墓をお参りするのが日課でした。
その時によく祖父が話してくれたのが、人の幸せのために生きることの大切さと、
人の幸せを願い仕事をすることの大切さでした。
そして今から17年前に大学を卒業し、この会社に入る時に、一つのある決断をしました。
それは、跡を継ぐためにこの会社に入るのではなく、
創業者をはじめ祖父や父の思いを継ぐことを第一にすること。
そして、跡を継ぐ、社長になることを目的にしないことでした。
その思いとは何かと言うと、祖父がいつも私に語りかけてくれた人の幸せのために仕事をすることです。
私達の製品をお使いくださるお客様だけでなく、共に働く皆さまを幸せにすることが
私の最終的な願いであり、社長としての最も大切な使命です。
これから皆さまと共に、お客様の幸せのため、そして私達の製品を通して世の中がより良いものになること。
それが当社の最も重要な事業目的です。
最後に、朝、起きて仕事のできることに感謝し、家族・同僚との絆を大切にし、
こうしてご縁を頂けていることに、感謝と喜びを共有して、
すべてのお客様や関係する方々が応援してくださる会社にします。
皆さま、これからよろしくお願いします。
代表取締役社長 長谷享治
今年もこの時期恒例の伊勢神宮新商品奉納に参加しました。
毎年11月23日の新嘗祭に合わせての当社の一大行事。
今年は、天皇皇后両陛下が「即位の礼」と「大嘗祭」が終わったことを
皇室の祖先とされる「天照大神」に伝える儀式と重なり、一週間遅れの11月30日となりました。
今年の奉納は25社32の新商品、参加はグループ会社を含め最多の32名。
お客様のご繁栄とご多幸を祈念し、よりいっそうお客様に安心と喜びと満足を
して頂ける商品を開発しお届けできるよう努力精進することを参加者全員で大神様にお誓いしました。
早朝6時30分に宿を出発し外宮参拝。
早朝から多数の方が参拝していました。
その後、一度宿に戻り、内宮へ。
毎回思いますが、凛とした冷えた空気と厳かな雰囲気で、身が引き締まる思いです。
帰りはおはらい町、おかげ横丁を散策。赤福本店にて、できたての赤福餅を頂きました。
こどものほっぺのような柔らかさとやさしい甘さに舌鼓をうちました。
また来年も多くの新商品を奉納させて頂ける様に、一年間業務に精進したいと思います。
紡績部門 テキスタイル・アパレル部
西塚 直樹