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2016年8月

CJ(コンピュータ・ジェット・ダイ)旧機台が工場を去ってから3ヵ月後

新型CJ機の設置が完了し、晴れて生産稼働することとなりました。

 

新型CJ機では

CJが本来得意とする大柄を始め

さらに高解像度の機械となったことで

より滑らかなグラデーションや

立体的な柄表現が可能になりました。

 

2017年1月より本格的に生産稼動が始まり

ホテルや結婚式場を始め、全国からお引き合いを賜り

納品させて頂いております。

 

 

 

 

CJ旧機台は昭和55年に導入し

日本初となる、コンピュータ制御により

カーペットにデジタルプリントを施す

クロモジェット機として

インテリアにおける革新を巻き起こし

これまで36年という年月を共に歩んで参りました。

 

その間に培った確かな経験と技術をしっかりと引継ぎ

新型CJ機においてもその力を存分に発揮させていく所存です。

 

お客様のニーズに合わせた商品作りはもちろんの事

驚きや感動をご提供できるような製品を

ご提案できますよう日々技術開発に精進して参ります。

 

今後とも長谷虎紡績株式会社を

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

5月2日の産経新聞夕刊に掲載されたエッセーをご紹介させて頂きます。

 

このエッセーを書いて投稿してくださったのは

今から50数年前、当社から遠く離れた山陰地方から親元を離れ

ご縁があり当社に就職した方です。

 

当時は、高校への進学率も高くはなく

学びたくても学べない方も多かったそうです。

そうした中、当社では学びたくても学べない方へのサポートとして

地元の高校と協力し、昼間もしくは夜間に当社の工場で働きながら

近くの高校へ通う制度を設けたのでした。

その後、時代の変化と共に高校定時制は無くなり

その代わりに短大定時制も設けられたのでした。

(現在は入学者が減り、この制度は無くなりました。)

 

そこには企業にとって最も大切なことは

人づくりと、教育を通して社会貢献をすることだという

当時の社長の強い思いがあったのです。

 

このエッセーを書いてくださった方も

ご縁あって遠く離れた岐阜県に来てくださったのでした。

そして当社を離れ50年以上経ってからも

こうしてご縁を大切にしてくださる姿勢に胸が熱くなると同時に

ご縁を通して人の集まる企業にしていきたいと強く感じております。

 

また、当社の社員が突然の来客に対して

温かく迎え入れる応対をしてくれたことを

とても嬉しく感じております。

 

ご縁尊しという言葉がありますが

このエッセーを書いてくださった方を通して

その意味を知ることが出来ました。

 

素敵なエッセーと、それを書かれた方に心から感謝申し上げます。

「3月7日を忘れるな」

 

この言葉は私たちにとって大きな意味を持つものです。

昭和52年(1977年)3月7日、今からちょうど40年前の出来事です。

この出来事を忘れないためにも、今月はこの内容をブログに上げさせて頂きました。

 

この日、弊社平方(カーペット)工場から出火した火は瞬く間に燃え広がり

工場5棟(約8,000㎡)が全焼しました。

この火災によって、カーペット工場にとって最も重要な工程である

タフト機10台全てを消失し、我々にとってまさに存亡の危機を迎えたのでした。

 

この大きな危機の時に沢山の方に助けて頂きました。

こうした御恩に感謝すると同時に

今の長谷虎紡績があるのは多くの方々の御恩のお陰であることを忘れず

しっかりとその御恩に報恩していくこと

 

そして、この災害を過去のことにせず

より安全で、お客様や地域の皆様に安心して頂ける工場運営に努め

お客様にとってより安心して頂ける会社づくりに向け

努力精進していくことを、ここにお誓いさせて頂きます。

 

 

先日の3月15日(水)の自警団の日には

羽島市消防署のご協力のもと、初期消火訓練を実施致しました。

 

社の自警団活動は毎月2回(1日・15日)実施しております。

こうした災害を二度と出さないことを第一に

万一災害が発生した場合、すぐに適切な対応ができるよう

これからもこの自警団活動に取り組んで参ります。

 

 

こうした訓練の積み重ねが

社員一人ひとりの防災意識とレベルの向上に繋がり

万一、家庭や地域で何か災害があった時

必ず大きな力になると信じています。

 

地域や社会にとって無くてはならない会社づくりへ。

「3月7日」の教訓をしっかりと心に刻み

これからも社員一同力を合わせ頑張ります。

ハセトラの前には長良川という岐阜県三大河川のひとつがあります。

その長良川の堤防沿いを車で走ること約30分

岐阜公園の近くに水の資料館という場所があります。

 

水の資料館は、岐阜市が給水を開始した

昭和5年から昭和40年代まで、エンジン室として使用した建物です。

この建物は、平成13年9月に隣接する水の体験学習館(旧ポンプ室)

とともに国の登録有形文化財に登録されています。

 

アーチ状の入り口や、丸窓など、レトロでかわいい建物は

外壁を長良川の玉石張りで造られており

長良川に所縁のある建物になっています。

 

 

 

ここには、ミツマタという木が植えられており

ミツマタはあたかも春を告げるかのように

一足先に一斉に開くため「先草=サキクサ」と呼ばれたとか…

春には黄色くふんわりとした丸い花が咲き

太陽の光にあたるとよりいっそう

鮮やかな黄色に輝き、その情景が建物とマッチして、趣きを感じます。

 

ハセトラもミツマタの花のように

一歩先を進んだ「冴」ある商品をお客様にご提供し続けていくことを

モットーにしております。

これからもお客様にお喜び頂けるような商品を作り続けて参りますので

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

去る8月5日、今までハセトラカーペットの製造を支えてくれた

CJ(コンピュータ・ジェット・ダイ)旧機台が工場を去ることとなりました。

 

CJ旧機台がハセトラに導入されたのは1980年。

「タフトカーペットは、時代性をつかんで着々と需要拡大してきたが

必ず柄物での個性化という消費者志向も出てくる」

との前社長の時代を先読みした考えのもと

世界で3台目というコンピュータ制御によるジェットプリント(CJ)マシンを

日本で初めて導入することとなりました。

 

CJはコンピュータ制御による柄の後染め機のこと。

デジタルで柄を作り、固定されたカーペットの上をノズルが効率的に動いて染色するため

織物とは異なり、様々な柄を自由に作ることができます。

個性化の時代に突入していた当時の日本において

CJの投入は非常に画期的な取り組みとなり

スタイリッシュな空間演出を必要とするホテルなどに向けて生産をしていました。

 

とはいえ、当初はCJの特徴を活かした柄の開発に困難を要したのですが

1989年、当時の新進気鋭建築家3名

伊東豊雄氏、鈴木エドワード氏、北川原温氏とのコラボレーションにより

CJマシンのポテンシャルを最大限に引き出すデザイン発想を得て

ジェットプリントの新たな可能性を提案する展示会を開催するに至り

インテリアにおける床演出の自由度を広げる原点となりました。

http://hasetora.co.jp/archi-design/(Archi Design)

 

cj_7

 

投入から36年

CJ旧機台はハセトラのセンスを形にし、技術の礎となり

皆さまのもとに、素晴らしいカーペットをお届けするため

我々と共に働いてくれました。

長年、仲間として働いてくれたCJ旧機台への感謝を込めて

2016年最後のハセトラブログとして綴らせて頂きました。

新しく導入されたCJ新機台と共に

益々精進し、皆さまにお喜び頂けるカーペットをご提供して参ります。

 

最後になりましたが

本年も皆さまの多大なご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

来年も更なる発展、飛躍に向けて、誠心誠意、精進致しますので

今後とも長谷虎紡績株式会社をどうぞよろしくお願い申し上げます。

当社の年末年始の休業期間は下記の通りです。

 

〔年末年始休業期間〕

営業 : 12月29日(木)~1月3日(火)

工場 : 12月30日(金)〜1月4日(水)

 

新年は

営業 : 1月4日(水)

工場 : 1月5日(金)

9:00より営業開始となります。

 

来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げます。

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