ちょっと一息日々の記録
11月3日(木)、当社の本社グラウンドで第63回ハセトラ祭が開催されました。
ハセトラ祭は、60年以上前から続く当社の伝統行事のひとつです。
もともとは運動会として、昭和27年11月3日「文化の日」を記念し
従業員全員が集まって開いたのが始まりです。
現在では運動会の開催と同時に、当社製品の販売も行っています。
当日はお天気にも恵まれ、早朝より多くの方にお越し頂きました。
この商品販売は、地域の方への日頃の感謝報恩の気持ちから始まり
年々その規模は大きくなり多くの地元の方にお越し頂いています。
今年も朝8時前からお客様が来場され、販売開始の前にもかかわらず
数十名の方が会場前にお待ち頂く大盛況でした。
日頃、なかなか地元の方と触れ合う機会がありませんので
こうした機会は私たちにとって、とても重要なものです。
当社を引退されたOBの皆様や、従業員のご家族の皆様とも交流できる
かけ替えのない交流の場でもあります。
また、私たちが普段このように活動できるのも
地域とその地域の皆様のお陰です。
皆様への感謝の気持ちを忘れず日々の業務に励み
このような機会を通して、感謝の念を形に表したいと思います。
グラウンドでは、職場対抗で玉入れや大縄跳びなどの競技も行われ
額に汗しながら真剣に競技に取り組み
時には笑い声がグラウンドを包む和気あいあいとしたひと時になりました。
今年も沢山の方にお越し頂き心より感謝致します。
来年も11月3日(金)に開催しますので、ぜひご来場くださいませ。
従業員一同皆様のお越しをお待ちしております。
また、来年は長谷虎紡績株式会社、創立130周年という節目の年ですので
より多くの皆様にお喜び頂けるようなハセトラ祭にしたいと思います。
岐阜県には、日本三大美祭のひとつである“高山祭”があります。
高山祭とは春に日枝神社で行われる春の高山祭“山王祭”と
秋に櫻山八幡宮で行われる秋の高山祭“八幡祭”のふたつをさす総称です。
10月9日・10日に艶やかに行われた“八幡祭”についてご紹介致します。
祭の起源は飛騨の江戸時代、領主が大名金森氏のころ(1585年から1692年)
屋台の起こりは1718年頃といわれ(高山では山車のことを屋台と言います)
巧みな人形の動きを披露するからくり奉納や
仕掛けが施された戻し車など、匠の技が生きています。
秋空の下、国の重要有形民俗文化財である八幡祭の屋台11台が曳き揃えられます。
9日・10日とも布袋台は八幡宮境内に、他の屋台は表参道に登場します。
屋台彫刻や見送幕、構造の細部まで鑑賞できる機会とあって
多くの人々が屋台を囲み感嘆の声をあげていました。
巧みな動きを披露するからくり人形
戻し車と呼ばれる車輪を使い屋台の向きを変える技術など
まさに圧巻と言える見ごたえです。
この美しい感性、伝統的な匠の技を
よりよいものづくりに繋げていければと思います。
時代は移り変わり、人々の暮らしぶりも変化していきますが
伝統ある匠の技を守り、進化させ、今の時代に伝えることの大切さを
美しい秋の彩とともに改めて実感することができました。
9月4日(日)、一般社団法人羽島青年会議所(以下、羽島JC)の家族例会が
当社の平方(カーペット)工場で開催されました。
羽島JCは、「明るく豊かな社会の実現」という高い理想を掲げ
まちづくり、ひとづくり運動を進めている団体です。
今年度は、髙砂理事長の掲げる「共育創生」というスローガンのもと
地元羽島のために様々な活動をされています。
当日は、羽島JCのメンバーの皆様とそのご家族の皆様をお迎えして
家族例会が無事に開催されました。
今回は、お子様も多数いらっしゃるとのことで
工場見学だけではなく、様々なイベントも設けさせて頂きました。
工場見学では、せっかく皆様にお越し頂くということで
休日ではありましたが一部の機械を稼働させ見学して頂きました。
当社の誇るCJ(コンピュータジェット)機の前では
実際に機械が目の前でカーペットにプリントしていく光景に
お子様だけでなく大人からも歓声があがり
お子様たちも興奮した様子で機械に見入っていました。
工場見学終了後は実際にオリジナルのカーペットを作成しようということで
白いカーペットにそれぞれ思い思いの絵を描いて頂きました。
お子様たちの真剣な眼差しと、
普段家では見せない集中力でカーペットに絵を描く光景に、
参加された親御さんからも、驚きの声が上がっていました。
何より、作成中のお子様たちの真剣な顔と
作成後には嬉しそうにそのカーペットを見つめる笑顔から
ものづくりの尊さを改めて感じました。
今回、こうしたイベントを当社で開催させて頂き
地域との交流の大切さと同時に
このような機会を今後も積極的に持つべきだと強く感じました。
ある親御さんからは
お子様がご自身で作られたカーペットを宝物のように玄関に飾り
毎日眺めているということを聞きました。
そうした言葉を耳にし、私たちが携わるカーペットの持つ魅力と
その秘めたる力に気づくことができました。
今回の機会を通して、人の心を動かすものづくりに
邁進して行こうと強く感じた一日になりました。
一般社団法人羽島青年会議所様
ご参加頂いた皆さま
大変ありがとうございました。
先日、当社の大切なものづくりパートナー会社様との
交流を深めることを目的に
ソフトボール交流試合が開催されました。
当日はお天気にも恵まれ
和気あいあいとした雰囲気の中
とても楽しい時間となりました。
2試合を行い、
結果は…1勝1敗。
ほぼ互角の引き分けとなりました。
普段、なかなか顔を合わせることのない
生産に携わる現場の方々と
実際に顔を合わせ、交流を深めることは
より良いものづくりを行う上で
大きな意味を持ちます。
今回参加したハセトラメンバーも
営業、開発、品質保証、工場、その他間接部門
と様々な部署から集まり
社内交流という意味でも、とても有意義な時間となりました。
“ものづくり”にとって最も重要なことは人と人との“和”です。
自分や自分の工程だけを考えるのではなく
みんなが思いを共有して、目標に向かってお互い助け合い
思いやりながら仕事をすることが
より良いものづくりに繋がるのだと思います。
それは社内だけでなく、材料を供給してくださる
パートナー会社様との関係においても
同様だと思います。
こうした交流を大切にして
更により良いものづくりに繋げて行ければと思います。
試合終了後は、みんなでお弁当と
パートナー会社の社員様お手製の焼きそばを食べ、
楽しいひと時を過ごしました。
程よい疲れと、美味しい食事にお腹も心も満たされ
とても充実した一日になりました。
今回お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
「平成28年熊本地震」により被災をされた皆さまに
心よりお見舞いを申し上げます。
被災地においては一日も早い復旧と
皆さまのご無事を、お祈り申し上げます。
淡墨桜(うすずみざくら)という品種をご存知でしょうか。
岐阜県本巣市の淡墨公園にある国指定の天然記念物
樹齢1500年以上のエドヒガンザクラの古木が有名ですが
実は、長谷虎紡績にも60年余の薄墨桜の樹があります。
淡墨桜は、ソメイヨシノとは異なり
蕾のときは薄いピンク
満開に至っては白色
散りぎわには特異の淡い墨色になり
淡墨桜の名は、この散りぎわの上品な花びらの色にちなむそうです。
撮影したのは、丁度桜風吹き舞う曇りの日。
まるで、水墨画の世界のように
ハラハラと濡れた石に舞い散る花びらは、実に雅やか
侘び寂びを感じる事が出来ました。
この日本独特の美しい感性を
より良いものづくりに繋げていければと思います。