(繊研新聞2020年8月21日)
2020年8月21日、業界紙である「繊研新聞」に当社が紙面一面に取り上げられました。
まず、一般に馴染みがない「繊研新聞」さんとは、
ファッションビジネスの情報を満載した業界紙。
新聞だけにとどまらず、展示会事業や人材教育、セミナーや出版など多彩な事業をされ、
ファッションビジネスの総合情報企業。
昨年の2019年3月には、「繊研新聞社創業70周年記念賞」を受賞。
(2019/03/18ブログ掲載)
記事のキーワードは「開発」と「教育」
価値を生み出すために新たな素材を見つけ、パートナーとともに商品を開発する。
そのために教育に投資。
「素材で世界を変える」を企業像とする。
「コロナ禍によって、仕事の環境は激変」
目的意識を明確に持てないままの行動ではダメ、「作業と仕事は違う」
テレビ会議の浸透は、「会議に参加することが目的」という慣習的な側面が減り
「会議に漫然と参加するのではなく、発言して何かの成果を得よう」という意識が
高まった。
さらに、入社2、3年の若手社員の意識変革
2年目の社員を集めた研修会もテレビ会議にて実施された。
まとめ役として社歴が数年上の社員を起用。
まとめ役の先輩社員もテーマや課題といった達成すべき点を考えた研修会となり
お互いに良い刺激になっている。
「新素材の発掘」
オリジナル原料の先駆け「光電子®」
グループ企業のファーベストは、集熱輻射作用のあるセラミック微粉末を繊維に
練りこむことで、「光電子®」の名前で様々な分野に素材提供。
「光電子®」は「疲労回復」や「リラクシング」というキーワードを打ち出す。
(今年の5月28日発売された雑誌Tarzanにも「緊急ウイルス対策講義~免疫強化」
という見出しで取り上げられた。:2020/06/08ブログ掲載)
ナノファイバーの新会社「スピタージュ」を設立
ナノファイバーのベンチャー企業「エム・テックス」と共同設立。
ダウンジャケットなど衣料品への新たな機能の付加をめざす。
(エム・テックス社は最近、モーリシャスの原油流出事故への応援物資として話題となった「マジック・ファイバー」魔法の繊維が注目を浴びています)
「環境配慮」
サステイナブル(持続可能)において、「環境配慮」が重要なテーマ。
「2030年取扱い素材の80%を環境配慮型のものに置き換える」ことを目標とした。
不安を煽るようなニュースばかりのコロナ禍、当社は危機をチャンスと捉え、「明るい未来を創造」して参ります。
最後に繊研新聞様には毎々、当社を取り上げていただきありがとうございます。
総務部
皆さんのご自宅では、カーペットを敷かれていますか?
模様替えでカーペットを敷くと部屋の印象が大きく変わります。
コロナ禍で今年の夏は例年にない大変な夏となりました。
ステイホームによりご自宅で過ごす時間が増えています。
「カーペットなんて、掃除がめんどう」なんて人も…、
カーペットの注目機能で「ハウスダストの舞い上がり抑制効果」と言うのがあります。
ハウスダストの舞い上がりがカーペットはフローリングの1/10で瞬間的には1/20などの数値結果が出ているそうです。
(http://www.carpet.or.jp/日本カーペット工業組合HPより)
これはほかの床材にはないカーペット独特の「ダストポケット効果」が理由です。
でも…。
ポケットもいっぱいになれば、それ以上は入れられません(汗)
溜まらないようにポケットからごみを取り除ければ、埃の舞い上がりを抑制してくれます。
心地よい住環境の維持において、掃除は重要です。
頻度は毎日が1番良いのですが…。
それでもせめて週1回は行いたいと思います。
一番簡単ですぐできる掃除は「掃除機での掃除」です。
ここで大事なのは
その1
カーペットのパイル(糸)の向きにも気を付ける事。
カーペットを手でなでると「パイルが倒れる方向」「パイルが起き上がる方向」があるのが分かります。
起き上がる方向で掃除機での吸引(ゴミを取り除く)を行ってください。
また髪の毛やパイル糸などが絡まっていることがありますので方向を変えて吸引してください。
起き上がる方向で吸引してから左右90°の2方向から吸引するような感じです。
その2
掃除機ヘッドの動かす速度に気を付ける事。
「新幹線」の如くシューシューと動かしてはいませんか?
そんなに高速に動かしていたらせっかくの掃除機でも奇麗に吸引できません。
テレビCMを思い浮かべてください。
「すぅー」とゆっくり1方向に動かして吸引している映像・・・。
この「すぅー」でヘッドを手前に引く時のスピードが一番。
約3秒程度で手前に引くスピードが効率よく吸引出来綺麗に掃除できます。
ここまで行えばダストポケットのごみを効率よく取れて綺麗になることでしょう。
取り切れない髪の毛などは「粘着シート」などを、お使いになる事でより綺麗に掃除できます。
カーペットには「ダストポケット効果」だけではなく、
「騒音の軽減」「転倒時のダメージ軽減」などの効果も期待できます。
その他カーペットの快適性などは「日本カーペット工業組合http://www.carpet.or.jp/」ホームページ等をご覧ください。
いろんな情報が満載です。
インテリア部門
営業第一グループ
出典:日本環境設計より
服から服をつくる。
消費者とともに服から服をつくることでサーキュラーエコノミーを実現する。
我々長谷虎グループはこの画期的な『BRING™』取り組みに共感し、
連携する事で地球環境の課題解決に向けて共に歩みを進めていこうとしています。
現在世の中に沢山の衣料品が溢れておりますが、衣料品の約5割強にポリエステル繊維が使用されています。おおよそ年間4,000万トン以上が生産されており、多くの石油由来原料が使われています。
この取り組みでは衣料品に含まれるポリエステル繊維だけを溶かして、精製して、もう一度
ポリエステル繊維の原料であるポリエステル樹脂を製造する事が出来ます。
循環させる事によりエネルギー量や石油の使用量が減り、CO2排出量の削減に貢献する
我々長谷虎グループは2030年までに80%以上を環境に配慮した物作りにしていこう、というスローガンを掲げて様々な取り組みをしておりますが、その一例です。
これをSDGsと照らし合わせると
これらの項目に該当します。
我々長谷虎紡績グループはSDGsの考え方に沿ってこれからの事業運営を行っていきます。この活動を更に推し進めていくことで地球環境に配慮した社会になくてはならない会社となることを目指していきます。
社長室 室長
長谷 憲治
皆さま、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発布され
これまでに経験がないような生活をされたのではないでしょうか。
ようやく緊急事態宣言が解除されたと言え、まだまだ予断を許さない状況に変わりがなく
当分の間はWithコロナの生活が続きそうですね。
そんな中、5月28日発売の雑誌Tarzanには「緊急ウイルス対策講義~免疫強化」という見出しで
さまざまな免疫強化に纏わる記事が掲載されています。
記事には当社の主要取引先であるGoldwinさんの「Re-Poseシリーズ」が紹介されていました。
「Re-Poseシリーズ」は当社の紡績から商品化に到るまで深いかかわりがあります。
この「Re-Poseシリーズ」には私たちの機能素材である『光電子®』が使われており
遠赤外線作用による心身のリラックスをサポートしリカバリー時におすすめのコレクションであります。
商品のタグに「光電子®」と書かれているのを見られた方もみえると思います。
「光電子®」?
きっと、なんだろうと思われているのでは?
そこで、雑誌Tarzanにも書かれている「免疫力」の重要性について、
そして、「光電子®」について少しお話させてください。
「免疫力」は、記事にも登場された、医学博士・大阪府立大学名誉教授 清水教永先生によりますと
病気にならないように体を守り病気を予防する力、病気になっても回復する力、
人間が進化の過程で獲得してきた生き抜く力、生命力そのものなのです。
その「免疫力」を担っているのは血液の中の白血球、その中のマクロファージ、顆粒球、
リンパ球には人間の進化の名残が見受けられます。
免疫力のおおもとは、無脊椎動物の頃までは異物処理にあたっていた、アメーバーのような単細胞生物です。
ただひたすら侵入者を飲み込んで処理をするマクロファージ(単球)が私たちの先祖です。
このマクロファージから進化を遂げたのが顆粒球、リンパ球。
私たちが健康であるためには、この顆粒球とリンパ球のバランスが大切です。
病院の血液検査でバランスは分かりますが、もっと簡単な方法は体温です。
体温は、熱、エネルギーです。恒温動物である人間にとって、体温は高度な体のシステムを働かせて
健康に生き抜くための大切な要因です。
「免疫力」が適正に働くかどうかは、体温次第といっても過言ではありません。
体温がある程度高い状態ならば、どんな侵入者でも異物でもある程度処理が出来るのです。
免疫細胞は、体内で侵入者や異物を処理するにはエネルギーを必要とするため、
体は風邪を引いたときには体温を上げて、ウイルスの処理をするために働きやすい環境を作っているのです。
ちなみに皆さんの平熱はどれくらいですか?
外界の細菌やウイルスなどから身を守るために、体が必要としている一定の体温は、深部体温(脳や内臓などの体の内部の体温)では、約37.2度。
このくらいの深部体温がないと免疫は働かず、体内酵素や新陳代謝も活性化しません。
ストレスやウイルスと闘う「気力」「根気」といった精神力も深部体温の変化と深い関係があることが分かってきました。
又、腋下体温約36.5度の状態は、自律神経のバランスが偏らず、
免疫力が理想的な状態(リンパ球の割合38%)にあります。
つまり、常に約36.5度の体温があれば体は健康な状態を維持し続けることが出来るのです。
このような体の状態を維持するためには、適度な運動、栄養、休養が大切です。
では、Goldwinさんの「Re-Poseシリーズ」に使われている機能素材「光電子®」とはどんなものなのでしょうか?
清水教永先生は「光電子®」を一言でいうと、遠赤外線放射エネルギー量を人間の体温域で定量化することができ
さらに人体よりも高いエネルギーを輻射するとおっしゃっています。
先生は長年この「光電子®」の機能性について健康医科学の視点から臨床実験に取り組まれ持続着用することにより
以下のような知見を得られました。
1.分泌型免疫グロブリンの有意な増加が示され、免疫向上とリラクセーション効果。
2.環境の変化に体温が適応することが明らかとなり、保温だけでなく生体の体温コントロール機能の賦活。
3.血中活性酸素量の有意な逓減により疲労回復効果。
4.快適睡眠の指標とされる睡眠潜時や徐波睡眠発現時間の短縮が示され睡眠改善効果。
5.エストラジオールやテストステロンなどのホルモンの増加により健康と美容効果。
(なお、これらの科学的知見の結果は、個体特性による相違があります。)
「光電子®」は、免疫とPhysical fitness(環境適応能力)を高める高機能性素材と位置付けておられます。
つまり、「光電子®」は私たち人間の生活環境に適応できる体温調節機能が向上し「免疫力」を高めることができるということになります。
このような観点から「光電子®」素材には限りなく発展の可能性を秘めています。
今世界は大きく変わって来ています。
withコロナの中で、これから「光電子®」は世の中のため、人のために更にお役に立てると感じております。
今後の『光電子®』に乞うご期待下さい。
そして、私たちの機能素材がこうして注目されるということ
は私たち長谷虎グループにはまだまだやれることがあるということを感じております。
是非、長谷虎グループの技術力にご期待下さい。
テキスタイル・アパレル部 長谷憲治
当社は明治20年(1887年)に長谷虎吉(初代社長)が当地(現在の本社所在地)に長谷製糸会社を創業し
6月1日で133年目を迎えることができました。
こうして今日を迎えることができるのも沢山のご恩(恩恵)に守られ、恵まれ、助けられたからです。
まさに私たちは沢山のご恩(恩恵)に生かされていると言えます。
決して私たちだけの力でここまで来ることができた訳ではありません。
(5/25、羽島市役所にて松井市長と)
(5/22、岐阜県立特別支援学校にて奥村校長と)
創業記念日を迎えるにあたり、先ずはこうした沢山のご恩(恩恵)に対して、心から感謝の思いをお伝えさせて頂きます。
この感謝の思いを何か形にしたいと思い立ち
5月22日羽島特別支援学校様へマスク2,000枚と当社の特殊機能素材で作られた布マスク30枚、
5月26日には羽島市役所を訪問し松井市長にマスク6,000枚と同布マスク60枚をお渡しさせて頂きました。
創業者の虎吉は今から133年前、地域との共存共栄を胸にこの事業を興しました。
私たちが今こうして存在することができるのも、地元地域の支えがあるからこそ。
その創業者の思いをしっかりと受け継ぎ、そして更なる成長と飛躍を目指し、世界の人々を笑顔に幸せにするものづくりに邁進します。
代表取締役社長 長谷享治