長谷虎紡績公式ブログ
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UTMF( ウルトラトレイル・マウントフジ )2019
UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)は2012年から始まった、山梨県・静香県をまたいで開催される トレイルランニングのウルトラマラソンレースです。 総距離は約100マイル(160㎞)、累積標高差は約8,000m。 今年も世界中から2,000名ものランナーが富士山の麓に集いました。 レース初日は雨が降り、終盤には一部降雪もあり非常に厳しいレースとなりました。 私たち長谷虎グループもこのレースをサポートさせて頂いております。 レースのスタートとゴール地点には、私たちグループのオリジナル素材である「光電子®」ブースを出展し インスタをフォローして頂いた方に、「光電子®」オリジナルグッズを配布させて頂きました。 ここで、私たちのユニークな素材「光電子®」について少し紹介をさせて頂きます。 「光電子®」は、体温域で効率よく遠赤外線をふく射する保温繊維です。 高純度微粒子セラミックスを、独自の技術により均一に繊維の中に練り込む事により 大きな表面積を持ち遠赤外線の吸収・ふく射作用を高めている、他社には無い非常にユニークな素材です。 リラクセーション効果・疲労の軽減、回復・快適な睡眠といった効果も確認されております。 私たちは、人々の美と健康に貢献したいという思いのもと、こうしたユニークな機能素材を展開しております。 「光電子®」については、インスタ(@kodenshi_jp)でも情報を発信していますので ぜひフォローして頂ければと思います。 https://www.instagram.com/kodenshi_jp/ 社長室 長谷享治
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コットンファミリー
当社の紡績工場(以下、本社工場)では、衣料用から産業資材用まで さまざまなタイプの糸を作っております。 そこで使用する綿花は、シーリーさんという、長年にわたり綿作に 並々ならぬ情熱を持ち続ける方の畑で、丹精込めて育てられた綿を使っています。 シーリーさんの所有する綿花畑の広さは、なんと 羽島市の2倍の面積、約10万㎡もあるのです。 写真の様に見渡す限りシーリーさんの土地なのです。 もちろん、お客様の希望があればさまざまな綿花を手配しています。 シーリーさんの高品質な綿を使い始めて、はや20年になります。 それには理由があります。 日本で例えるなら「お米」が解りやすいでしょうか。 よく、同じコシヒカリでも「魚沼産のコシヒカリ」がおいしいと言われます。 ですが、その裏にはその地域に合った品種改良がなされ、 土壌管理や水、肥料などを適切にやっているからです。 実は、私も農家なのでよく解ります。会社勤めをしながら稲作をすると、 休日しか作業が出来ない為に稲作がおろそかになってしまいます。 ましてや雨に降られたら翌週に延びてしまいます。 それでは、おいしい米が出来るわけありません。 こうして米作りの上手い人、下手な人の差が出るのです。 綿花も同じで、綿作に情熱をもってやっている人とは品質面で差が出ます。 つまり私たちは綿作が上手い人から高品質な綿花を買っているのです。 まさに契約農場みたいなものです。 シーリーさんとの最初の出会いは、今から20年以上も前のことになります。 年1回行われる綿花の国際的な会議(国際綿花諮問委員会)に出席した時に、 わざわざ日本の紡績会社が宿泊するホテルに訪ねて来られ、 その時に面談したのが弊社の綿花担当でした。 シーリーさんは「是非、日本の紡績会社に自分の畑の綿花を使ってほしい」と お願いに来られました。担当者はシーリーさんの綿作における情熱に心を動かされ 「日本の紡績が希望する綿花について」、10年もの間、現地の綿花畑まで出向き 収穫場所毎のロット区分や綿のクリーニングの仕方を指導しました。 収穫が終わるとシーリーさんに来日頂き、実際に本社工場を見学され、 真心のこもった商品を見られ感動されました。 この様な親密な関係を築く事が出来、今日に至ります。 このような関係を築けた紡績会社は世界各国探しても他には無いと自負しています。 今では「HASE-1」とお伝えすれば、弊社の希望する綿花のグレード (繊度、繊維長、強度、色)を供給して頂ける間柄となっています。 近年は地球の気候変動で、世界各地の綿作地で水不足に悩まされる年があります。 シーリーさんの畑も例外ではありません。収穫量が十分の一以下になった年もあり、 その様な時にも弊社向けに綿を確保して頂いた経緯があります。 前担当者はよく「コットンファミリー」という言葉を使われておりましたが、 まさにその通りです。 「2008年 前担当者とシーリーさんら関係者」 ただ単に綿花を買うのではなく、お互いを理解し良い人間関係を 築く事の大切さを感じました。 このご縁を私どもは大切にして、今後も良好な関係を継続してまいります。 そして、お客様にとってより良い商品づくりに、これからも 邁進して参りたいと思います。 (紡績部門 業務課 小笠原正人)
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