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長谷虎の歴史

ご縁尊し!未来に続く歴史と伝統(前編)に続き本日は(後編)です。
 
4月6日には、新入社員歓迎会を開催させて頂きました。
当日は羽島市内、フットサル羽島さんにて総勢26名が集まって、皆で和気あいあいと汗を流しました。
フットサル未経験者もゴールを目指して、皆で楽しく交流させて頂きました。
 

 

 
その後、場所を移し皆で歓迎の食事会を行いました。
フットサル中は皆、息を切らしながら走っていましたが・・・
「さすがです。 若い人の食欲はすごい!」
 
4月13日、社内による春の健康ウォーキングが実施されました。
 

 

 

 
今回は京都「平安神宮」の周辺、「京都御所」や「南禅 寺」といった
2コース(フルコースを約8.1㎞、らくらくコースを約6.4㎞)に分かれて
ご家族を含め総勢37名、新入社員の方も3名が参加しました。
「日頃の運動不足か、それとも気候が良すぎるのか、額に汗して歩きました。」
 
当社では、心身共の健康を目指して春と秋にこうしたウォーキングを実施しています。
4月20日には、当社のOB会である「桔梗会」が執り行われました。
今年でこの桔梗会も56回目を数え、今年は29名のOBの皆様にお集まり頂きました。
 

 

 
当日は、本社講堂にお集まり頂き、総会や記念法要、生蓮寺住職様のご法話
そして会食を和やかに開催させて頂きました。
会食中は各テーブルで昔話しに花が咲き、皆様の笑顔と笑い声に溢れ、会場内は華やかに
そして若葉が光り輝くかのような雰囲気に包まれ、無事閉会させて頂きました。
 
こうして今があるのは、多くの先人先輩方のお陰です。
この桔梗会を通して、改めて当社に息づく長い歴史と伝統を感じずにはいれません。
 
そして、昨年は10人の新入生が入社し1年が経ちました。それぞれに各職場で頑張ってくれています。
今年も新しくご縁を頂き、5人の新入社員が入社してくれました。
若い彼らの姿を通して、この歴史と伝統をしっかりと繋げて行かなければと強く感じました。
 
ご縁尊しで、今年も継続発展し新たなる事業への挑戦をして参ります。
 
総務部

春風薫る心地よい季節となりました。
そんな、4月。
国内はもとより海外でも様々な出来事があった平成の時代も終わりです。
4月1日、新元号『令和』が発表された好き日に、当社では入社式が執り行われました。
 
新しい時代を迎え、今年も新入社員5人が当社に加わってくれました。
「入社おめでとうございます!」
当日は素晴らしいお天気にも恵まれ、新入社員5名の爽やかでフレッシュな雰囲気で
本当に清々しい穏やかな一日となりました。
また、入社式の後は様々な研修を開催させて頂きました。
製造メーカである当社の社員として、モノづくりの基本となる、安全や品質、社会人としてのマナー
そして道徳と品性の大切さなど、多岐にわたるものでした。
新入社員の真剣な眼差し、メモを取る姿に共感し、新しい時代を改めて感じます。
 

 
研修期間中には瑞浪生涯学習センターにて2泊3日の「平成31年度 モラロジー新入社員セミナー」に参加しました。
 
センター受講中は、社会人に最も必要な資質である“人間力”の視点から、社会人として
の基本的なルールやマナー、一人の人間として幸せな人生を歩んでいくために必要な「心づかい」について
当社を含めて28社、総勢208名の方々と一緒に学ばせていただきました。
 

 

 

 
また、お世話になっているセンターの皆様や学ばせていただけるという環境に感謝し
そして相手を思いやるという心を奉仕作業という形で
新入社員5人と引率者全員で期間中は食堂での後片付けをお手伝いさせていただき
最終日にはお風呂掃除をさせていただき締め括らせていただきました。
改めて、ご指導いただいた講師の先生方をはじめお世話していただいた皆様、本当にありがとございました。
(後編)へ続く
 
総務部

(繊研新聞2019年3月12日)
 

(繊研新聞2019年2月20日)
 
やりました!待ちに待った授賞式です!
1月のブログにも載せておりました、「繊研新聞社創業70周年記念賞」(繊研新聞社主催)に選ばれた
「ハイブリットクリーンダウン光電子プロ」の授賞式が3月11日、東京都中央区のロイヤルパークホテルで行われました。
当日は、東レの日覺社長をはじめ帝人やユニチカといった繊維業界のトップの方々が受賞されるなか
当社からテキスタイル・アパレル部の河野さん、グループ会社のファーベストからは福谷さんが堂々と登壇し受賞です!
「おめでとう!」
当社から会場へ出席した小笠原さんをはじめ、全員が歓喜に沸きました。
 

 
今回、この業種が異なる4社、河田フェザーさん、ファーベストさん、ゴールドウィンさんとわが社が
ひとつのチームとなって受賞できたこと、非常にうれしく思います。
グループ会社とパートナー企業様がそれぞれの強みを活かし、それが単なる開発にとどまらず、製品化に結びつき、
こうして特別賞として認められたものだと自負しております。
この開発において、わが社の開繊技術と工程をインサレーション(中綿)の開繊に活用できたことは、
これからの成長戦略を考える上で、非常に意義深ことです。
 

 
わが社は繊維を通して人と社会を豊かにする企業へ
常に挑戦する姿勢を続けて参ります。
そして、環境にやさしく世界中が注目するような商品開発をめざします。
みなさんも乞うご期待ください!
 
【担当者からのコメント】
・テキスタイル・アパレル部:河野貴俊
この度、繊研新聞主催の繊研新聞社創業70周年記念賞を㈱ゴールドウイン、河田フェザー㈱、㈱ファーベスト、
長谷虎紡績㈱の4社にて受賞し、私が長谷虎紡績㈱の代表として受賞式に登壇させていただきました。
この開発は、以前もお話させていただきましたが、当然、私一人では、実現できなかった開発だと今でも思っています。
受賞された会社以外にも、協力していただいた、高安(株)様、ゴールドウインテクニカルセンター様、
岐阜県産業技術センター様、本社工場の方々に感謝し、今後もお客様により一層、
満足していただけるような開発を進めて参りたいと思います。
 
・本社工場:小笠原正人
本社工場では、繊維の開繊度合を調整するのに苦労しました。糸に加工するなら、最適な条件を
見つけ出す実績がありますが、今回は羽毛と絡むような開繊方法を見つけ出すのに苦労しました。
岐阜産業技術センター様で、水準を振って少量テストを何度も行い最適条件を見つけ出し、
本社工場の設備を一部改造して製品化に結び付けました。
今後も製販一体となった取組みを行っていきたいと思います。
 
・㈱ファーベスト:福谷有高
羽毛にポリエステルを40%混ぜる必要があり、そのポリエステルを加工する油剤の選定からスタートしました。
羽毛に混ざりやすい油剤の知見も乏しく、開発の時間も無いため当時はかなり焦っておりました。
そんな矢先、岐阜の産業技術センター様を紹介いただきヒントを得ることができました。
その後、紡糸メーカー様で試作したポリエステルが羽毛に40%混ざってもダマにならないことが分かりました。
今回の開発は、グループが一丸となって知識・経験・人脈が無ければ到底なし得なかったと思います。
改めて、協力いただいたみなさんに感謝しております。
 

 

 

新年明けましておめでとうございます。
皆様には、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。
 
弊社も神伝統に守られ、生かされ、許され、愛せられ、恵まれての新春を迎えることができましたのは
これひとえにお取引様をはじめ、当社を応援してくださる皆々様の数々のご支援ご協力と
ご声援によるものであると衷心より感謝しお礼申し上げます。
 
光輝ある平成三十一年の新春を迎えるにあたり、私達一同伝統精神を祖述して
「日日新」「日孜孜」の心で創業以来のご縁を大切にして感謝報恩、反省精進することを念誓するものであります。
 
今年、2019年は「己亥」の年です。
字義を調べてみると、己亥の「己(つちのと)」には、「草木が十分に生い茂って整然としている状態」
という意味があり。
また、物事の筋道が整っている状態、という意味もある。「亥(い)」は本来「閡」という字で、
草木など植物の生命力がその内に閉じ込められている状態を指すそうです。そのため、この2つの意味と合わせると、
来るべきときに向けて準備を整えている状態になります。
 
そうした意味から、2019年は自分を磨いたり、将来を考え自分自身のスキルアップを行うのに良い年になりそうです。
 
昨年の暮れ繊研新聞様よりBIGニュースが飛び込んできました。
 
3月にご紹介した繊研新聞の一面を飾った記事、「共同開発でダウンの限界超え」に掲載された
「ハイブリット クリーンダウン光電子プロ」が繊研新聞社創業70周年記念賞に決定です!
この記事は「繊研新聞2018年12月21日付」に掲載されました。(1月1日ブログ掲載)
 

(繊研新聞2018年12月21日付」)
 
これも、弊社を応援してくださる皆々様、パートナー企業の皆様のお蔭であり、
開発担当者をはじめ我々が愚直なまでに繊維一筋、製販が一体となって地道にやってきた結果だと思います。
当社の製品を使っていただくお客様をはじめ、応援してくださる皆様、
本当に「感謝!感謝!」です。
授賞式の模様は改めて、このブログに掲載させていただければと思っています。
 
昨年は冬季オリンピック 平昌大会やFIFAワールドカップ ロシア大会で日本選手が大活躍し、
2020年の東京オリンピックに向けて、2019年は益々、日本への注目が集まるかと思います。
わが社も気合では負けていられません!
 
1月7日、平成最後の年賀式として、「四方拝」「仕事始め式」が行われました。
 

 

 
「四方拝」では、天地四方および山陵(さんりょう)を拝して、年災をはらい、
幸福無事をお祈りしました。
 

 
「仕事始め式」には、新年を迎えて、業界ナンバーをめざし、
モラルTQMで進歩発展する会社を目標に、改めて社員一同が士気を高め、
一丸となって技術の向上、さらなる躍進をめざし努力、精進することを誓いました。
 

 

 
年賀式に続いて、初荷式を行いました。われわれ従業員が心を込めてつくられた
製品を満載にしたトラックが関係者一同拍手で見送る中を次々に出発していきました。
運送店さんには「物流が見直されている現在、安全・親切・迅速・確実に、
昨年以上にお客様に喜んで頂けるよう、真心を込めてお届けください」とお願いしました。
 

 
1月11日、当社月例会に臨済宗妙心寺派 正眼寺住職の山川宗玄老大師をお招きして新春記念講演を開催いたしました。
老師様より、今年の干支「亥(猪)」に因んだお話しや
「寒時寒殺闍黎 熱時熱殺闍黎(かんじはしゃりをかんさつし、ねつじはしゃりをねっさつす:
寒いとか暑いとか言うのは暑さ寒さを分別比較して、
寒いといい、暑いといって嫌い避けようとして、結局、寒暑に振り回されてしまう。
寒いときは寒さになりきり、暑いときは暑さに徹して逃げようとか避けようとするのでなく、
暑さに任せておけばいい)」、
「現成受用(げんじょうじゅよう:この世に起こることは、神・仏によるものでありすべて受け入れる)」と
言ったお話しを拝聴させていただきました。
ありがとうございました。
 
今年も、応援してくださるお取引先の皆々様をはじめ、お客様のご期待に応えるべく、
「猪突猛進」ではありませんが、世に惑わされることなく目標に向かって粘り強く精一杯、
全社一丸となって社業に励み、社会になくてはならない会社を目指し、
お客様により一層の安心と喜びと満足をしていただける商品づくりをすべく、
創造・開発に邁進して参る所存です。
 
改めて、皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
そして、何卒本年も変わらぬご指導とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
 
本社総務部 安田誠一

新年あけましておめでとうございます。
本年も皆様にとって実りある年になりますようお祈り申し上げます。
 
今年はいよいよ平成最後の年です。
大きな節目と新しい時代の幕開けが間もなくやって参ります。
 
これから新しい時代を迎えるにあたり、私たち自身も将来を見据え
常に挑戦する姿勢を忘れず、変化と成長し続けなければと強く感じております。
 
さて、昨年末に大変嬉しい出来事がありました。
繊研新聞社が主催する、2018年度繊研合繊賞の発表があり
私たちが受賞したとの連絡が入りました。
 

 
繊研新聞は繊維関連の業界紙として70年の歴史を誇ります。
その70周年を記念した特別賞に、私たちグループが開発した
「ハイブリットクリーンダウン光電子プロ」が見事選ばれました。
 
この開発には私たちグループ企業と、パートナー企業様がそれぞれの強みを活かし
それが単なる開発にとどまらず、製品化に結びつき、こうして特別賞として
認められたことは大変嬉しく思います。
 


 
この技術と各社の取り組みをより深め、さらなる新素材、新製品の開発に注力し
今年も世の中をより良くする開発に結び付けたいと思います。
 
また、繊維に関して何かお困りや、より良いモノづくりのアイデア、アドバイスが
あれば、どんなことでも結構ですのでご連絡ください。
 
繊維を通して人と社会を豊かにする企業へ。
常に挑戦する姿勢を持ち続けて参ります。
 
今年も一年どうぞよろしくお願いします。
 
社長室 長谷享治

私たちは明治20年に創業してから今日まで、繊維に携わり実際にモノづくりを続けて参りました。
 
先代の社長は、昭和5年の世界大恐慌や、戦後の大きな混乱など、時代の大きな変化を経験する中で
企業にとっても人にとっても道徳が無ければ、永続することも真の幸せを得ることも
できないというひとつの答え・真理にたどり着きます。
 
いち早く企業と道徳について説かれた、法学博士の廣池千九郎博士は
事業経営の根本は「品性を第一資本とし、金を第二資本とす」と説かれました。
 
そうした理念を受け継ぎ、社員一人ひとりのお幸せを願い
そして私たちの品性向上を目指して現在も毎月教育講話などの行事を開催させて頂いております。
その一環として、11月6日にサッカー日本代表のチーフトレーナーである
前田弘様をお招きし、組織(チーム)力の大切さと人間性の重要さについてお話しをして頂きました。
 
日本代表はご存知の通り、今年のロシアワールドカップで日本中を熱狂させました。
特に、ワールドカップ開催直前での監督交代など、様々なトラブルを抱える中
予選を突破し準々決勝のベルギーとの激闘など、日本中を感動と興奮に包みました。
 

 
前田弘様は、2007年のオシム監督時代から日本代表を支え続け
今回の大躍進の立役者でもあると言っても過言ではありません。
10年以上にわたり、日本代表に選出される一流選手と間近で接し
また代表チームの監督と選手の間に立ち、様々な経験をされたお話しは
会場に居る者の心を強く動かし、胸が熱くなるものでした。
 
代表で活躍している一流選手の共通点は技術が優れているだけでなく、人としての
人間性が高いという言葉を聞き、改めて品性の大切さを実感し
私たち一人ひとりが品性向上を目指し、努力していかなければならないと強く感じております。
 

 
そして、私たちのモノづくりを行う上で、大切な日が11月23日です。
この日は「新嘗祭」とも言われ、その年に収穫された新穀を神様に奉納し
その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄を祈る祭典。宮中では天皇陛下が
神嘉殿(しんかでん)で新穀を皇祖はじめ神々に供え、日本中に新米が行き渡り
国民一人ひとりが口にしたころ、一番最後に天皇陛下自身が召し上がる。
もともと新嘗祭は、日本人が飛鳥時代から受け継いできた祭典の一つとされとても大切な文化です。
 

 
私たちの会社にとってこのお米にあたるのが、その年に作られた新商品です。
毎年、11月23日には、長谷虎グループ各社の社長以下幹部と各部の責任者
若手社員も参加し、伊勢神宮の外宮参拝と、内宮での正式参拝(御垣内参拝)
神楽殿での新商品を奉納させて頂き御神楽を奏上しました。
 
今年も29社38商品を無事に奉納させて頂きました。
これらの新商品を奉納ができたことに対し大神様のご加護に感謝報恩と
私たちの製品をお使い頂くすべてのお客様のご繁栄とご多幸を祈念し
さらに私たちがより良いモノづくりとサービスができるよう
努力精進することを神様の前でお誓いして参りました。
 
この新商品奉納の行事は、40年以上前から続く当社の伝統行事として
毎年欠かすことなく続いているものです。
こうして長年にわたり一度も欠かすことなく継続できることは本当に有難いことです。
当日、お話しさせて頂いた伊勢神宮奉賽部の方から
「40年以上にわたり毎年新商品を奉納されている企業は
トヨタさんと長谷虎さんだけですよ」との有難いお言葉を頂きました。
嬉しく思うのと同時に、大きな責任と使命を感じております。
 

 
社会にとってお客様にとって、より良いモノづくりを目指し、
そして私たち一人ひとりが品性の向上を目指し努力精進して参ります。
 
その誓いを胸にこれからも頑張って参ります。
 
(社長室 長谷享治)

               <2018年6月27日、繊研新聞 差別化の原点より>
 
先日、繊研新聞に弊社の取り組みなどを取り上げて頂きました。
この記事は、繊研新聞の中堅紡績企業を特集した記事で、弊社のこれまでの取り組みや
現在、力を入れ取り組んでいる内容が記事として掲載されました。
 
日本の紡績は、ピーク時から比較すると現在の設備規模は、30分の1程度にまで縮小しています。
ここ数年を見ても事業環境は益々厳しさを増しています。
一方で、世界に目を向けると、人口は増加の一途をたどり、それに比例して衣料用の繊維消費量は年々増加。
 
国内の紡績規模は年々減少して来ましたが、果たして世界の中で技術レベルは低いのでしょうか。
いえ、日本の紡績は、世界の中で決してレベルが低い訳ではありません。
これまで長年にわたり得た経験やそれに伴う技術の蓄積など、技術レベルだけで言えば、
世界でも決して引けをとるものではありません。
 
つまり、どんなに高い技術があっても、それが世の中のお客様にとって必要とされなければ意味がありません。
また、必要とされる技術があっても、それをしっかりと発信して知ってもらうための努力を
しなければならないと痛切に感じています。
 
今年の6月、弊社のホームページをリニューアルしたのも、
まさに私たちの持つ技術や特徴を多くの人に知って頂き、
これまでの私たちの経験を通して、より多くの人や社会にお役に立ちたいという思いからです。
 
そして、この技術や経験を次に繋げていくことの必要性も強く感じています。
その一環として今年から特に力を入れているのが若手の教育です。
 
今年、10名の新入社員が新しいメンバーに加わってくれました。
3月下旬の研修を終え、4月7日からそれぞれ営業や工場などに配属されました。
配属後も定期的に研修を企画し、実施させて頂いております。
 
5月30日、元アップルジャパンの社長で、現在は株式会社コミュニカを立上げ、
日本の若者を育て、日本を元気にしようと活動されている、山元賢治様をお招きして、
「若者の覚悟」と題し、特別研修を実施させて頂きました。
 

 
あの、スティーブ・ジョブス氏から直接ヘッドハンティングされ、
そしてiPhoneを日本にこれだけ広めた山元様のご経験や、言葉の重み一つ一つは、
10名の新入社員にとって何よりの「しげき」となりました。
来年以降もこの研修を継続的に行い、新入社員及び若手教育の柱として行きたいと思います。
 

 
7月20日には、トヨタ紡織様の「安全体感道場」を新入社員10名全員で受講させて頂きました。
 

 
7月は、1日から7日までは全国安全週間でした。
4月に配属された新入社員が、少しずつ作業にも慣れ始めた時期でもあり、
こうした時期が最も事故が多いとも言われています。
そこで、今年から新入社員にこの安全体感道場の受講をはじめました。
 
新入社員一人ひとりにとっても、この時期に安全について学べたことは、本当に貴重な経験となりました。
 
また、今回の経験を単なる学びで終わることなく、
日々の作業や職場の安全レベル向上に繋げて行きたいと思います。
(社長室 長谷享治)

 
6月1日は当社の創業記念日です。
明治20年(1887年)に創業し、今年で131年目を迎えます。
 
こうして今日があるのも多くのお客様、お取引先の皆様、諸先輩方をはじめ
社員とその背後にあって支えて下さっているご家族の皆様のお陰です。
心より感謝御礼を申し上げます。
 
明治20年、初代長谷虎吉は地元との共存共栄を願い、当時なんの産業も無かった
地元に産業を興しました。
雇用創出することで、地域の発展とそこで暮らす人々の幸せ、そして、国家の繁栄を
願い続けました。その思いは、初代から今なお代々受け継がれています。
 
現在の礎を築いた、3代目の虎治にも、代々続くそうした強い思いがありました。
 

 
そして、3代目が特に力を入れたのは、社員教育です。
事業は人なり。
より良い仕事でより良い品物を作るには、それに携わる者の品性が高く無ければならない。
 
その思いの裏には、本人の若い時の苦難が大きく影響しています。
昭和初期、世界を襲った大恐慌は、当社にも例外なく影響しました。
生糸の相場は暴落し、その当時で100万円(現在の価値に換算すると10億円)の借金が残ったのでした。
 
当時、まだ10代だった虎治は、その光景を目の当たりにし、藁をもすがる思いで、
事業のことをある方に相談します。
その内容を聞いた廣池千九郎博士(モラロジー創建者、法学博士)の高弟、香川景三郎氏は
10代の青年にこう語りかけます。
 
「あなたは運命が悪い。もし運命が良ければ天下の財閥に生まれ、この様な借金に苦しむことも
なかったでしょう。だが、現在の運命の原因をいくら考えても仕方ない。
これからのあなたの運命を、あなた自身で良くしていけばよいのです。
そのためには、あなたの心づかいと行いによって、運命が変わってくるのですよ」
 
 その言葉に強い衝撃を受けた青年に、さらにこう続けます。
 
「運命をよくするには、真の親孝行をしなさい。真の親孝行とは、心から親に安心、満足、
喜びを与えることです。親に仕えるのが天地の道であり、その親と子の道に絶対に服従しなければ
ならないのです。そして、親に安心を与えるには、尊敬し、兄弟が仲良くしなければなりませんよ」
 
 その当時に虎治が認めた八訓が今でも残されています。
この17才の青年が書いた文字から、その時の強い決意や思いがひしひしと伝わってきます。
 

 
【八訓】
一、 忠孝
一、 正義
一、 勤勉努力
一、 生明日
一、 動世界
一、 常困難
一、 不相手人 為相手天
一、 商英雄
 
昭和五年四月十九日 之書実行 長谷虎治(十七才)
 
 
伝統と革新。そして、不変と可変。
 
創業から131年が経ちましたが、一貫して変わらなかったことは、創業者の理念と繊維に
携わってきたということです。私たちは繊維しか知りません。
だからこそ、繊維の可能性と魅力を誰よりも知っていると自負しています。
 
この長い歴史の中には、常に挑戦する姿勢がありました。
私たちもその挑戦する姿勢を失わず、新生ハセトラに向け邁進して参ります。
 
本日より、ホームページの内容もリニューアルさせて頂きました。
当社の事業の一翼を担う、紡績部門の内容を新たに加えました。
これから新しい取り組みなどにつきましても、随時アップして参ります。
引き続き楽しみにして頂ければ幸いです。
 
今後とも長谷虎紡績株式会社を何卒よろしくお願いいたします。

 
ゴールデンウィークも終わり、風薫る新緑の季節となりました。
さて、先月のことになりますが、4月2日、入社式が執り行われました。
今年は10名の新しいメンバーが、当社の一員に加わってくれました。
 
当日は素晴らしいお天気にも恵まれ、新入社員10名の爽やかでフレッシュな
雰囲気と相まって、本当に清々しい穏やかな一日となりました。
 
また、入社式の前後には様々な研修を開催させて頂きました。
ものづくりの基本となる、安全や品質について、基本的な社会人としてのマナー、
そして道徳と品性の大切さなど、その内容は多岐にわたるものでした。
 
新入社員10名も真剣な眼差しで、メモを取る姿にこちらも共感し、
これからの明るい未来を確信しました。
 

 
4月30日には、新入社員歓迎会を開催させて頂きました。
当日は羽島市内のグランドをお借りして、社内紅白ソフトボール大会を開催し、
皆で和気あいあいと汗を流しました。
 
ソフトボール未経験者もバッターボックスに立ち、皆で楽しく交流させて頂きました。
その後、場所を移し皆で歓迎昼食会を行いました。食べ放題メニューを選びましたが、
さすが10代の食欲はすごい!
見ているだけでお腹一杯に。若いパワーを頂きました。
 

 
4月21日には、当社のOB会である「桔梗会」が執り行われました。
今年でこの桔梗会も55回目を数え、今年は25名のOBの皆様にお集まり頂きました。
 

 
当日は、本社講堂にお集まり頂き、総会や記念法要、福安寺住職様のご法話、
そして会食を和やかに開催させて頂きました。
会食中は各テーブルで昔話しに花が咲き、皆様の笑顔と笑い声に溢れ、
会場内は華やかにそして若葉が光り輝くかのような雰囲気に包まれ、無事閉会させて頂きました。
 
こうして今があるのは、多くの先人先輩方のお陰です。
この桔梗会を通して、改めて当社に息づく長い歴史と伝統を感じました。
そして、今年新しくご縁を頂き、入社してくれた10名の新入社員の姿を通して、
この歴史と伝統をこれからもしっかりと繋げて行かなければと強く感じました。
 
当社も6月1日には131年目を迎えます。
新生ハセトラに向け、これから新しい挑戦をしていきます。
 
そして、当社の創業記念日である6月1日より、ホームページもリニューアル致します。
新しくなったホームページを楽しみに、また引き続きご覧頂ければ幸いです。

 

早くも1ヶ月が過ぎ、如月に入り2月9日には
平昌オリンピックが開会され、今から
日本勢の熱い戦いが繰り広げられると期待しています。

さて、先月の事になりますが、1月6日に新年を迎え
改めて社員一同の士気を高め
さらなる技術・センスの向上、躍進に向け努力
精進するよう、年賀式を行いました。

長谷虎紡績株式会社では毎月始めに月例会を
行っていますが1月の月例会となる年賀式では
社員一同非常に大切にしている道徳心について
正眼寺ご住職の山川宗玄老師をお招きして
記念講演を開催いたしました。

 

 

老師の記念講演での学びと致しまして
禅語「懸羊頭 賈狗肉」(ようとうをかけて くにくをうる)
見せかけが立派でも実質が伴わず
見かけ倒しのことを言うのだそうです。

我々も見かけ倒しにならない様に
仕事を一生懸命に行い
お客様に安心、喜び、満足をして頂ける商品
サービスをご提供し続けていきたいと
改めて身の引き締まる思いで拝聴いたしました。

大変遅くなりましたが、
皆様にとって幸多き1年になりますようお祈り申し上げ
年始のご挨拶とさせて頂きます。
本年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

去る6月1日、本社講堂で創業記念式典を執り行わせて頂きました。

明治20年(1887年)に初代長谷虎吉が創業し

今年は130年という節目の年を迎えることができました。

 

これもひとえに多くの方々や

伝統に守られ生かされたからこそであると言えます。

心より御礼申し上げます。

 

創業記念式典では、正眼寺ご住職の山川宗玄老大師猊下様より

特別講演を頂きました。

講演の中で、山川老大師様と当社の繋がりについてお話しがあり

その内容は非常に興味深く、魂を揺さぶられるような内容でしたので

ご紹介させて頂きます。

 

 

今から40年前、まだ山川老大師様が雲水として

修行をはじめた頃にさかのぼります。

 

当時、岐阜県美濃加茂市にある正眼寺から

修行の場所を京都の妙心寺に移し

その当時の妙心寺派の管長であった

梶浦逸外管長様の隠侍(秘書の様な役割)

としてお仕えしていた頃の事です。

 

ある日、梶浦管長様より、直ぐに車を出すように指示され

管長様を乗せ京都の妙心寺を出発されたのだそうです。

行き先も告げられぬまま、「そこを右、そこを左」という声に従い

しばらく車を走らせると高速道路に乗り

それから更にしばらく走ると大垣ICの所で車を降りるように指示されたのでした。

 

大垣ICを降り下道を走ると、羽島方面に向かっていることが分かりました。

確か、羽島には梶浦管長様が懇意にされている

長谷虎紡績株式会社があり、そこに向かっているのが何となく分かったそうです。

 

しばらくすると、運転席から目に飛び込んで来たのは

工場からもくもくと上がる黒煙でした。

瞬時にこれはただならぬ事態であり

梶浦管長様が急ぎ車でここに来た理由も

はじめて理解できたのでした。

 

昭和52年(1977年)3月7日

この日昼過ぎに弊社平方工場から出火した火は瞬く間に燃え広がり

工場5棟(約8,000㎡)が全焼しました。

この火災によってカーペット工場にとって

最も重要な工程であるタフト機10台全てを消失し

我々にとってまさに存亡の危機を迎えたのでした。

 

梶浦管長様が羽島に到着された頃には

火災は幾分か沈静化しているとは言え

まだ騒然とした雰囲気だったそうです。

被災した工場を車中から確認し

車はそこから10分程の所にある長谷虎紡績本社に向かいました。

 

本社に到着すると、玄関には先代の長谷虎治社長他

重役が玄関で梶浦管長様を出迎え、直ぐに応接間に入りました。

 

ここからの出来事は、まだ若かった山川老大師様にとっても

非常に印象的なものであり、今でもその光景を思い出すそうです。

 

梶浦管長様は、玄関に入り開口一番「おめでとう」

という言葉を連発されたのでした。

大きな火災を出し、会社が潰れるかどうかの瀬戸際で

明らかに長谷虎治の顔は動揺し、その表情は暗く沈んでいたものでした。

そこにいきなり、「おめでとう」という言葉をかけられ

困惑の表情であったようです。

 

山川老大師様は、これから二人の間でどのようなことが起きるのか

注意深く傍で見なければと瞬時に思ったのだそうです。

 

応接間に入り、長谷虎治は梶浦管長様に

火災の状況の報告などをひと通り説明を始めます。

明らかにその表情は不安や緊張

暗い表情でうつむき加減であったそうです。

 

大きな火災に見舞われた直後であり、それも無理はありません。

それに対して梶浦管長様は、「うん、そうか、そうか」と

素っ気ない返事をするのみ。

時折、「良かったじゃないか」と拍子抜けする返事に

明らかに長谷虎治は困惑の表情をしていたのでした。

 

更に、うつ向き加減で話しを進めると

その話しを遮るかのように

「あんなボロ工場燃えて良かったじゃないか」

という言葉を浴びせかけたのでした。

 

その瞬間、はじめて長谷虎治は顔を上げ

グッと睨みつけるような目で梶浦管長の目を見たのだそうです。

そして、梶浦管長はそれを待っていたかのように

もの凄い迫力で「だから、おめでたいと言っておるのじゃ!」と

一喝するように畳み掛けた瞬間

長谷虎治は何かを悟ったかのように

ふっと落ち着いた穏やかな表情になったのだそうです。

 

山川老大師様は、その表情の変化と空気が変わったことを

今でもよく憶えているそうです。

 

その直後、長谷虎治は応接間にある電話を取り

何箇所かに電話を始めたのだそうです。

それを見た梶浦管長は、「うん、それで良い」という言葉を残し

長谷虎紡績を後にしたのだそうです。

 

この時、長谷虎治が電話をした相手の一人が

機械商社の日光商事(現ニッコーテクノ)の宮西社長様であり

この一本の電話がその後に「奇跡」とも言える、復興に繋がるのです。

(通常、機械の発注から据付までに約半年かかるのが

火災から3週間後には工場に届くなど、いくつもの幸運に恵まれ現在の当社があります。)

 

梶浦管長は、「おめでとう」という一言で

相手の沈んだ気持ちを奮い立たせ

燃え上がらせ、そして冷静にさせる。

 

恐らく、あの時自分自身を見失った状態であったならば

長谷虎治は経営判断を的確に下すことが出来ず

今の会社は無かったかもしれません。

 

この二人の間で繰り広げられたやり取りを改めて聞き

鳥肌が立つような感覚を受けました。

 

記念講演の後、山川老大師様と懇談する中で

この火災からちょうど今年で40年という節目を迎えることをお伝えすると

山川老大師様は少し驚いた様な顔をされこうお話しくださいました。

 

この日、もともとこの火災でのエピソードを

お話しする予定は無かったのだそうです。

講演を進める中で、ふとこのエピソードが頭をよぎり

この話しを始めたのだそうです。

 

「もしかしたら、この話しをしなさいと

会長さん(長谷虎治)が導いてくれたのかもしれませんね」

と優しく語りかけてくださいました。

 

節目ということを大切にすること。

そして、過去に起こった様々な出来事の意義を知り

それをどう捉えその先に活かすか。

 

この130年という意義を改めて感じると共に

150年、200年に向かって参りたいと思います。

今後共、皆様からのご指導ご鞭撻の程

よろしくお願い致します。

2016年8月

CJ(コンピュータ・ジェット・ダイ)旧機台が工場を去ってから3ヵ月後

新型CJ機の設置が完了し、晴れて生産稼働することとなりました。

 

新型CJ機では

CJが本来得意とする大柄を始め

さらに高解像度の機械となったことで

より滑らかなグラデーションや

立体的な柄表現が可能になりました。

 

2017年1月より本格的に生産稼動が始まり

ホテルや結婚式場を始め、全国からお引き合いを賜り

納品させて頂いております。

 

 

 

 

CJ旧機台は昭和55年に導入し

日本初となる、コンピュータ制御により

カーペットにデジタルプリントを施す

クロモジェット機として

インテリアにおける革新を巻き起こし

これまで36年という年月を共に歩んで参りました。

 

その間に培った確かな経験と技術をしっかりと引継ぎ

新型CJ機においてもその力を存分に発揮させていく所存です。

 

お客様のニーズに合わせた商品作りはもちろんの事

驚きや感動をご提供できるような製品を

ご提案できますよう日々技術開発に精進して参ります。

 

今後とも長谷虎紡績株式会社を

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

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