長谷虎紡績公式ブログ
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アウトドアリテーラーショー2019 ウインターマーケット
1月30日〜2月1日までアメリカ デンバーにて開催された 世界最大級のアウトドア展示会「アウトドアリテーラーショー2019ウインターマーケット」の視察に行ってきました。 飛行途中、機内からアラスカ上空で偶然オーロラを見ることができたので、 出張初日からラッキーと思いきや、シカゴの悪天候(-29℃)による 飛行機の遅れや、途中、デモイン空港を経由するなどで、 日本を出発してから24時間後に無事デンバーに到着しました。 時差があるので、結構フラフラです。(決して、お酒のせいではございません。) (写真:デンバー市内) さて、本題のアウトドアリテーラーショーについてですが、 この展示会 以前は、ユタ州のソルトレイクで行われていました。 ですが、2018年度から開催地をコロラド州デンバーに変更となりました。 その理由は、前オバマ政権時に国定記念物として自然保護地域に指定された ユタ州南部の「ベアーズ・イヤーズ」について、 ユタ州知事とトランプ政権が指定を覆そうとしていることに対して、 アウトドア・インダストリー協会が反発した背景にあります。 ちなみにデンバーは、ロッキー山脈の東側にある町で標高が1600mにあり Mile High City(標高1マイルの町)と呼ばれています。 標高の高さに少し、息が上がります。運動不足のせいかも・・・。 展示会場では、いつもの青い巨大な熊が展示会場に入りたそうにのぞき込んでおり お尻をむけて、お出迎えしてくれました。 アウトドアの展示会自体は撮影禁止なので載せることはできませんが 各ブースともに、非常に活気にあふれていました。 各有名ブランドをはじめ、ベンチャー企業や、スキンケアメーカーなどが数多く出展されておりました。 夕方には、各ブースで お酒を呑みながら、楽しそうに商談をしているところがアメリカっぽいですね。 (写真:夜のデンバー市内) 全体的な感想としては、日本でも最近話題となっているエコを取り上げているところが多く サスティナビリティー(持続可能)な商品づくりがキーワードとなっていました。 マイクロプラスチック問題や大気汚染など地球環境問題が取り上げられており 今回の出張中のシカゴの大寒波という異常気象も地球が悲鳴をあげているのかもしれませんね。 当社としては、引き続き、テーマ『地球の為に出来る事』と環境配慮型素材の開発をキーワードとして これから、生まれてくる子供たちが住みやすい地球環境であり続けられるような 商品づくりを目指していきたいと思います。 テキスタイル・アパレル部 河野 貴俊
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新年のご挨拶~感謝・躍進~
新年明けましておめでとうございます。 皆様には、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。 弊社も神伝統に守られ、生かされ、許され、愛せられ、恵まれての新春を迎えることができましたのは これひとえにお取引様をはじめ、当社を応援してくださる皆々様の数々のご支援ご協力と ご声援によるものであると衷心より感謝しお礼申し上げます。 光輝ある平成三十一年の新春を迎えるにあたり、私達一同伝統精神を祖述して 「日日新」「日孜孜」の心で創業以来のご縁を大切にして感謝報恩、反省精進することを念誓するものであります。 今年、2019年は「己亥」の年です。 字義を調べてみると、己亥の「己(つちのと)」には、「草木が十分に生い茂って整然としている状態」 という意味があり。 また、物事の筋道が整っている状態、という意味もある。「亥(い)」は本来「閡」という字で、 草木など植物の生命力がその内に閉じ込められている状態を指すそうです。そのため、この2つの意味と合わせると、 来るべきときに向けて準備を整えている状態になります。 そうした意味から、2019年は自分を磨いたり、将来を考え自分自身のスキルアップを行うのに良い年になりそうです。 昨年の暮れ繊研新聞様よりBIGニュースが飛び込んできました。 3月にご紹介した繊研新聞の一面を飾った記事、「共同開発でダウンの限界超え」に掲載された 「ハイブリット クリーンダウン光電子プロ」が繊研新聞社創業70周年記念賞に決定です! この記事は「繊研新聞2018年12月21日付」に掲載されました。(1月1日ブログ掲載) (繊研新聞2018年12月21日付」) これも、弊社を応援してくださる皆々様、パートナー企業の皆様のお蔭であり、 開発担当者をはじめ我々が愚直なまでに繊維一筋、製販が一体となって地道にやってきた結果だと思います。 当社の製品を使っていただくお客様をはじめ、応援してくださる皆様、 本当に「感謝!感謝!」です。 授賞式の模様は改めて、このブログに掲載させていただければと思っています。 昨年は冬季オリンピック 平昌大会やFIFAワールドカップ ロシア大会で日本選手が大活躍し、 2020年の東京オリンピックに向けて、2019年は益々、日本への注目が集まるかと思います。 わが社も気合では負けていられません! 1月7日、平成最後の年賀式として、「四方拝」「仕事始め式」が行われました。 「四方拝」では、天地四方および山陵(さんりょう)を拝して、年災をはらい、 幸福無事をお祈りしました。 「仕事始め式」には、新年を迎えて、業界ナンバーをめざし、 モラルTQMで進歩発展する会社を目標に、改めて社員一同が士気を高め、 一丸となって技術の向上、さらなる躍進をめざし努力、精進することを誓いました。 年賀式に続いて、初荷式を行いました。われわれ従業員が心を込めてつくられた 製品を満載にしたトラックが関係者一同拍手で見送る中を次々に出発していきました。 運送店さんには「物流が見直されている現在、安全・親切・迅速・確実に、 昨年以上にお客様に喜んで頂けるよう、真心を込めてお届けください」とお願いしました。 1月11日、当社月例会に臨済宗妙心寺派 正眼寺住職の山川宗玄老大師をお招きして新春記念講演を開催いたしました。 老師様より、今年の干支「亥(猪)」に因んだお話しや 「寒時寒殺闍黎 熱時熱殺闍黎(かんじはしゃりをかんさつし、ねつじはしゃりをねっさつす: 寒いとか暑いとか言うのは暑さ寒さを分別比較して、 寒いといい、暑いといって嫌い避けようとして、結局、寒暑に振り回されてしまう。 寒いときは寒さになりきり、暑いときは暑さに徹して逃げようとか避けようとするのでなく、 暑さに任せておけばいい)」、 「現成受用(げんじょうじゅよう:この世に起こることは、神・仏によるものでありすべて受け入れる)」と 言ったお話しを拝聴させていただきました。 ありがとうございました。 今年も、応援してくださるお取引先の皆々様をはじめ、お客様のご期待に応えるべく、 「猪突猛進」ではありませんが、世に惑わされることなく目標に向かって粘り強く精一杯、 全社一丸となって社業に励み、社会になくてはならない会社を目指し、 お客様により一層の安心と喜びと満足をしていただける商品づくりをすべく、 創造・開発に邁進して参る所存です。 改めて、皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。 そして、何卒本年も変わらぬご指導とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。 本社総務部 安田誠一
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新年のご挨拶~新しい時代と新しい挑戦~
新年あけましておめでとうございます。 本年も皆様にとって実りある年になりますようお祈り申し上げます。 今年はいよいよ平成最後の年です。 大きな節目と新しい時代の幕開けが間もなくやって参ります。 これから新しい時代を迎えるにあたり、私たち自身も将来を見据え 常に挑戦する姿勢を忘れず、変化と成長し続けなければと強く感じております。 さて、昨年末に大変嬉しい出来事がありました。 繊研新聞社が主催する、2018年度繊研合繊賞の発表があり 私たちが受賞したとの連絡が入りました。 繊研新聞は繊維関連の業界紙として70年の歴史を誇ります。 その70周年を記念した特別賞に、私たちグループが開発した 「ハイブリットクリーンダウン光電子プロ」が見事選ばれました。 この開発には私たちグループ企業と、パートナー企業様がそれぞれの強みを活かし それが単なる開発にとどまらず、製品化に結びつき、こうして特別賞として 認められたことは大変嬉しく思います。 この技術と各社の取り組みをより深め、さらなる新素材、新製品の開発に注力し 今年も世の中をより良くする開発に結び付けたいと思います。 また、繊維に関して何かお困りや、より良いモノづくりのアイデア、アドバイスが あれば、どんなことでも結構ですのでご連絡ください。 繊維を通して人と社会を豊かにする企業へ。 常に挑戦する姿勢を持ち続けて参ります。 今年も一年どうぞよろしくお願いします。 社長室 長谷享治
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これからのモノづくりを考える~マイクロプラスチック問題~
本年も大変お世話になり誠にありがとうございました。 年内最後のブログは、これからの私たちのモノづくりを考えることをテーマにさせて頂きました。 最近になり、マスコミ各社がテレビや新聞で地球環境に関する記事がとても多くなってきました。 今年も世界各地で異常気象によるいろいろな災害があり、日本でも 今年は地震や台風・集中豪雨による土砂崩れなど災害が多い年となりました。 地球温暖化が一つの原因と言われていますが、今後は地球環境について 見直さなければならないとしみじみ感じました。 また、今年の漢字は「災」なったのもうなずけます。 近年は以前からアメリカが指摘していた海洋に漂流するプラスチックゴミが問題提起されています。 皆さんは上記の写真を見てどう思われるでしょうか? 目にされた方もおみえになると思いますが、海外では川が ゴミ捨て場になっているところがあるのです。 このゴミは、だれも掃除することなくゆっくりと海へと流れていくのです。 日本の川もゴミが無いわけではありませんが、すごい量ですよね。 ほとんどが、ペットボトルやレジ袋などのプラスチック製品やPP製品です。 このゴミはやがてどうなるのでしょうか。 これは、日本沿岸にも漂流して大きな物がたどり着きますが 中には長い月日を経て海上で波や紫外線により劣化して小さくなる5㎜以下の 小さな粒のマイクロプラスチックもあります。 この小さな粒を、魚がえさと間違え食べてしまいます。 その魚を水鳥や私たち人間が知らずに食べるのですから最近は大きな問題になっています。 先日、ニュースで日本近海の魚の内臓からもマイクロプラスチックが見つかったと報じていました。 また、香港の海鮮料理に使われている魚の60%からマイクロプラスチックが見つかったという記事も出ています。 これではちょっと魚が食べづらいですね。 すでに、ヨーロッパ各国ではプラスチックストローの廃止やレジ袋を 紙などに置き換える動きが活発になっています。 私ども繊維業界においても、地球環境についてはメーカーをはじめ リサイクルやリユースの話題は以前よりありましたが ここにきて合成繊維の是非を問われ始めたのも事実です。 特にアウトドアメーカーは自然の中で使われる商品なので、より切実な問題でもあります。 つい5年ほど前までは、エベレスト山に挑む登山家がベースキャンプや 登山中に捨てる飲食物のパッケージゴミが環境破壊をしているとして問題になりました。 また、日本でも富士山への登山者が捨てていくゴミや、排泄物についても問題になっていました。 私達にとって合成繊維は今や暮らしの中では欠かせない素材となっています。 家庭の周りを見ても、インテリア用品や寝装用品、衣料など 天然繊維100%のものが非常に少なくなってきました。 自宅の屋内を掃除するとよく解るのですが、掃除機のフィルターには細かな合成繊維の屑が多いはずです。 洗濯機のごみネットの中や、エアコンなどのフィルターも合成繊維の屑がいっぱいです。 外出時にも衣料から少しづつホコリとなって落ちているでしょう。 最近はアウトドアをはじめ衣料に使われる素材についても見直されつつあります。 肌着、フリースや毛布など特に起毛してある合成繊維素材が脱落し易いと問題になっています。 ここにきて、天然繊維(綿花・羊毛・麻・絹)を見直す動きがあるのも事実です。 中でもやはり綿花のサスティナブル(環境や社会にやさしく持続可能) トレーサビリティ(栽培から流通に至る経緯が解る事)に注目が集まっています。 また、オーガニック綿やBCI綿もメーカーからの要望が増えてきています。 当社も様々な要望に応えるべく、綿花については自信を持って手配してメーカーに供給しています。 小職も親として、子供や孫の世代にも美しい地球を守っていく為にも 製造メーカーの立場でも地球環境について提案していきたいと思います。 そして、お客様にとってより良い商品づくりにこれからも邁進して参りたいと思います。 最後に、来年も更なる発展と飛躍に向けて誠心誠意、精進致しますので 今後とも長谷虎紡績株式会社をどうぞよろしくお願い申し上げます。 当社の年末年始の休業期間は下記の通りです。 [年末年始休業] 営業・工場 12月29日(土)~1月6日(日) 新年は営業、工場ともに1月7日(月)9:00より営業開始となります。 来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げます。 (紡績部門 業務課 小笠原正人)
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~11月23日(祝)「伊勢神宮の新商品奉納」行事に参加(総勢26名)~
今回、長き伝統ある社内行事「伊勢神宮の新商品奉納」に参加させて頂きました。 役員の方々に交じって、私朝から少々緊張気味です。 内宮参拝です。鳥居から覗く見事な光景に思わず興奮しシャッター連発でした。 少し冷静になってみると、 身が引き締まる思いが致しました。 内宮参拝です。当日は本当にお天気が良く絶好の参拝日和です。 素晴らし過ぎる景色に、私声が出ません。 内宮参拝です。何か伊勢神宮の偉大さに頭が上がりません。 自然と頭が下がります。緊張がMAXを向かえている様です。 今回、役員の皆様に交じって参加させて頂きました。 伊勢神宮の偉大さ、スケールの大きさに感動しっぱなしでした。 普段は雑踏の中でバタバタとしてますが、此方に寄せて頂きますと 心が洗われ素直になれた思いでした。 自分を見つめ直す本当に良い機会となり、この様な素晴らしい時を 与えて頂いたことに感謝しております。 そして、今回の目的である私たちが精魂込めて造った新商品を奉納し その商品を通じてお客様の繁栄とご多幸を大神様に祈願し さらなる努力と躍進をお誓いして参りました。 改めて、この様な素晴らしい伝統ある行事に参加させて頂き 本当に有難う御座いました。 一年の締めくくりという何かその様なイメージです 残りの12月を乗り切れる思いです。 有難う御座いました。 紡績部門 資材・商品部 平川 克己
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私たちのモノづくりと人づくり〜伝統を享け(うけ)継ぎそれを守り繋げる〜
私たちは明治20年に創業してから今日まで、繊維に携わり実際にモノづくりを続けて参りました。 先代の社長は、昭和5年の世界大恐慌や、戦後の大きな混乱など、時代の大きな変化を経験する中で 企業にとっても人にとっても道徳が無ければ、永続することも真の幸せを得ることも できないというひとつの答え・真理にたどり着きます。 いち早く企業と道徳について説かれた、法学博士の廣池千九郎博士は 事業経営の根本は「品性を第一資本とし、金を第二資本とす」と説かれました。 そうした理念を受け継ぎ、社員一人ひとりのお幸せを願い そして私たちの品性向上を目指して現在も毎月教育講話などの行事を開催させて頂いております。 その一環として、11月6日にサッカー日本代表のチーフトレーナーである 前田弘様をお招きし、組織(チーム)力の大切さと人間性の重要さについてお話しをして頂きました。 日本代表はご存知の通り、今年のロシアワールドカップで日本中を熱狂させました。 特に、ワールドカップ開催直前での監督交代など、様々なトラブルを抱える中 予選を突破し準々決勝のベルギーとの激闘など、日本中を感動と興奮に包みました。 前田弘様は、2007年のオシム監督時代から日本代表を支え続け 今回の大躍進の立役者でもあると言っても過言ではありません。 10年以上にわたり、日本代表に選出される一流選手と間近で接し また代表チームの監督と選手の間に立ち、様々な経験をされたお話しは 会場に居る者の心を強く動かし、胸が熱くなるものでした。 代表で活躍している一流選手の共通点は技術が優れているだけでなく、人としての 人間性が高いという言葉を聞き、改めて品性の大切さを実感し 私たち一人ひとりが品性向上を目指し、努力していかなければならないと強く感じております。 そして、私たちのモノづくりを行う上で、大切な日が11月23日です。 この日は「新嘗祭」とも言われ、その年に収穫された新穀を神様に奉納し その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄を祈る祭典。宮中では天皇陛下が 神嘉殿(しんかでん)で新穀を皇祖はじめ神々に供え、日本中に新米が行き渡り 国民一人ひとりが口にしたころ、一番最後に天皇陛下自身が召し上がる。 もともと新嘗祭は、日本人が飛鳥時代から受け継いできた祭典の一つとされとても大切な文化です。 私たちの会社にとってこのお米にあたるのが、その年に作られた新商品です。 毎年、11月23日には、長谷虎グループ各社の社長以下幹部と各部の責任者 若手社員も参加し、伊勢神宮の外宮参拝と、内宮での正式参拝(御垣内参拝) 神楽殿での新商品を奉納させて頂き御神楽を奏上しました。 今年も29社38商品を無事に奉納させて頂きました。 これらの新商品を奉納ができたことに対し大神様のご加護に感謝報恩と 私たちの製品をお使い頂くすべてのお客様のご繁栄とご多幸を祈念し さらに私たちがより良いモノづくりとサービスができるよう 努力精進することを神様の前でお誓いして参りました。 この新商品奉納の行事は、40年以上前から続く当社の伝統行事として 毎年欠かすことなく続いているものです。 こうして長年にわたり一度も欠かすことなく継続できることは本当に有難いことです。 当日、お話しさせて頂いた伊勢神宮奉賽部の方から 「40年以上にわたり毎年新商品を奉納されている企業は トヨタさんと長谷虎さんだけですよ」との有難いお言葉を頂きました。 嬉しく思うのと同時に、大きな責任と使命を感じております。 社会にとってお客様にとって、より良いモノづくりを目指し、 そして私たち一人ひとりが品性の向上を目指し努力精進して参ります。 その誓いを胸にこれからも頑張って参ります。 (社長室 長谷享治)
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ハセトラ祭2018 ~地域への感謝報恩の思いと自然環境への循環型ビジネスをめざして~
11月3日「文化の日」という好き日に 恒例の第65回「ハセトラ祭」が晴天のなか開催されました。 この催しは、昨年も掲載しましたが 第65回というだけに60年以上前から続く当社の伝統行事。 昭和27年11月3日「文化の日」を記念し、従業員全員が集まり運動会として始まりました。 現在では運動会の開催と同時に当社製品の販売も行っています。 この商品販売は、地域の方への日頃の感謝報恩の気持ちから始まり年々その規模は大きくなり 口コミから地元の方のみならず遠方の方にもお越しいただいています。 グランド内では、職場対抗のドッジボールや大縄跳び、スプーンリレーなど5種目が行われました。 なかには、来年開催されるラグビー・ワールドカップに因んでラグビーボールを使った 玉蹴りリレーが行われ参加者は思うように転がらないボールに四苦八苦でした。(笑) 商品販売の会場では日頃お世話になっている地元の方々をはじめ OB、家族の方々の親睦の姿が見受けられ、大変な盛況でありました。 本当に「感謝!感謝!」です。 そして、今回のハセトラ祭ではある一つの目的がありました。 それは、当社が取り組む『地球のためにできること』をテーマにした 「自然環境への循環型ビジネス」についての発信です。 少し、具体的にいうと「エシカルコンシューマリズム」と言って環境・人・動物・社会に 配慮した工程・流通で製造された商品を選択する消費を促す活動です。 ・環境の保全 ・生命の尊重、勿体ない ・障がい者の社会参加と就労支援 ・地域貢献の促進 今回、商品販売の会場で当社の重要お取引先であり、パートナーでもある 河田フェザー株式会社様にご協力いただき、 羽毛循環サイクルについてのパネルを展示していただきました。 羽毛は食肉用の水鳥から採取された再生可能な資源ですが、 これまでは廃棄されていた羽毛製品の多くはごみとして焼却されてきました。 廃棄されるはずの羽毛を「Green Down」として再生し、再び製品化 するという「羽毛循環システム」、素材としての羽毛にとどまらず、 福祉や雇用、生活様式といった幅広い分野を視野に入れた羽毛循環サイクルは 羽毛を扱う企業や関係者と協力してサイクルが可能な羽毛製品の回収と製品化・流通を進め 「障がい者就労支援・地域貢献」「環境保全」「羽毛の安定供給」という 3つの柱に、当社もアウトドア製品を作っているメーカーとして賛同し 「一般社団法人Green Down Project」に参加しました。 (羽島市内、太陽光発電所) アウトドアの基本である『自然と共に楽しむ』の観点から 「羽毛循環システム」はもとより、当社は「自然環境への循環型ビジネス」に取り組み 地域に根ざした貢献活動ができるよう努めて参ります。 最後に、 今年も沢山の方にお越しいただき心より感謝いたします。 2019年も今年以上の催しを11月3日(日)に開催します。 ぜひご来場くださいませ。 従業員一同皆様のお越しをお待ちしております。
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<後編>内装のもたらす効果~色彩豊かな空間づくり~
<リニューアル前> <リニューアル後> 前編では、カーペットが学習効果にどのような影響を与えるかについて ご紹介させて頂きました。 後編では、実際に私たちが施工した教育施設をご紹介させて頂きます。 少し前になりますが、私たちの地元、岐阜県羽島市にある 羽島幼稚園様の講堂のリニューアルをお手伝いさせて頂きました。 同幼稚園の高砂園長先生は、かねてより幼児教育における 色彩の重要性を感じておられ講堂をリニューアルする際に 「子供たちが元気に、楽しく遊べるカラフルな空間にしたい」というご要望を頂きました。 これまでにない、とてもカラフルな空間で、沢山のお子様が元気に走り回り 楽しく豊かに遊んで頂きたいという思いを込め、何度もデザインの打合せを重ね 無事にリニューアルさせて頂きました。 色彩を多く取り入れることで、実際に空間が明るく色彩豊かになりました。 そして、同時に温もりある柔らかな空間に生まれ変わりました。 リニューアル後、髙砂園長先生からは 「子供たちが今まで以上に元気に楽しく遊びまわっていますよ」との 嬉しいお言葉も頂戴しております。 また、「子供たちがカーペットの色で、色遊びをしているよ (自分たちでルールを作り、例えば赤と青だけ選んで移動する)」といったコメントも頂きました。 元気に走り回って、転んでもカーペットですのでケガも軽減できます。 また、先ほどの色遊びというのは、実は幼児教育では非常に大切なことです。 まず、色彩を認識する力が養われます。そして、自分たちでルールを作り 遊びを創造するということは、そのお子様の学習能力を 高める最も大きな効果を持つと言えます。 そして、このリニューアル後の画像を見られたお子様や保護者の方より ぜひこんな幼稚園に行ってみたい、との嬉しい言葉を頂いております。 色彩の効果は、何もお子様の教育現場だけに限ったことではありません。 先日、東京南青山にある、(株)コミュニカ様のオフィス兼教室の リニューアルをお手伝いさせて頂きました。 東京という大都市の中で、そこに集う方が癒され、そして充実した時間を過ごして 頂けるようにとの願いを込め、グリーンを基調としたデザイン提案をさせて頂きました。 <決定柄落とし込みCG> オフィス兼教室のカーペットにグリーンというと、少し疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。 しかしグリーンは自然を感じさせる色として、近年、オフィスや商業施設など 閉鎖的になりがち空間に積極的に採用されています。 ただ単純なグリーンではなく、色味の違うグリーンを複雑に混ざり合わせ 絶妙な配色を作り出すことで、重くなり過ぎず、そして見た目にも鮮やかで優しい色彩にしました。 (株)コミュニカ代表の山元様も、このデザインを真っ先に気に入って頂きました。 また、リニューアル後には、「室内の音響に大きな効果があり、より集中して 学べる空間になった」との嬉しいコメントも頂いております。 <リニューアル前> <リニューアル後> 人生は、色の数だけ豊かになるのかもしれません。 小さい頃から、沢山の色に囲まれ、色彩感覚豊かに育つことによって その後の人生も必ず明るく豊かになるのだと、私たちは信じております。 そして、これからもそこに集う人たちのお幸せを願い、 世界中の空間づくりのお手伝いをさせて頂きたいと思っております。 教育現場など、空間づくりで何かご検討中の方がいらっしゃいましたら ぜひ弊社までご連絡ください。 デザイナー 片桐恵理
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<前編>内装のもたらす効果~色彩豊かな空間作り~
皆さんは普段どんな空間で過ごしていますか? 自宅のリビングや寝室、そしてオフィスなど仕事先はどんな空間でしょうか。 今回は空間を彩る内装の持つ効果についてご紹介させて頂きます。 前編では、カーペットが学習効果にどのような影響を与えるかについて。 後編では、実際に施工した空間がどのように変化したのかを、実例を交えてご紹介させて頂きます。 私たちはお客様からのご要望を頂き、様々な空間作りのお手伝いをさせて頂いております。 特に多いのがホテルやオフィスなど大型の施設です。 また、教育施設の空間作りも時おりご注文を頂いております。 実は近年、カーペットと学習効果について、面白い調査結果が発表されています。 日本カーペット工業組合では、「カーペットで学力アップ!」をキャッチフレーズに、 カーペットによる学力向上効果のPRを強化しております。 「カーペットと学習効果」 はじめてお聞きする方にとっては、あまりピンと来ないかもしれません。 少しその内容をご紹介させて頂きます。 (以下、カーペット工業組合の記事を一部参照。http://www.carpet.or.jp/publics/index/72) カーペット工業組合では、2011年から13年の期間、全国の学習塾など 教育施設関係者を対象に「カーペットと学習環境」のアンケートを実施しました。 その結果、「カーペットが良質な学習環境の形成に影響するか?」との問いに 約7割が「良い影響がある」と回答しております。 具体的には、「カーペットを敷くことで室内が静かに保たれ、 それにより集中力を高められる」という回答が多くをあげられています。 また、三重大学大学院と共同で、カーペットとフローリングのリラックス度を検証した結果 「カーペットは人にリラックスを与える」ことを実証する検証結果を2015年11月に発表されております。 このように、カーペットが人に与える影響は決して小さくありません。 後編では、実際に私たちが携わった空間をご紹介させて頂きます。 (社長室 長谷享治)
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より良い空間作りを目指して~長谷虎のこだわり~
今回ご紹介させて頂くのは お客様から注文を受けてから実際にカーペットが施工されるまでの流れです。 弊社では、お客様からのご要望に対して、丁寧にデザインの提案から施工まで 責任を持って管理させて頂いております。 今回ご注文を頂いたのは、東京の南青山にオフィスを構える(株)コミュニカ様です。 (https://communica.co.jp/) ご注文を頂いた物件は、広さとしては100㎡程度で、オフィス兼教室として使用されています。 弊社では、お客様のご要望に応えることと同時に、より良い空間デザインの提案を目指し 営業と開発チームが一丸となり、様々なデザイン提案をさせて頂いております。 当初、落ち着いたブラウン系でオーダーを頂いておりましたが この場所が教室として、全国各地から多くの方が学びに来ることや 東京の南青山という大都市の中で、ここに集う方がより心地よく リフレッシュして頂ける空間を意識し、幾つかデザイン提案をさせて頂きました。 こちらがデザイン案のシミュレーションです。 左がブラウン系でオーダーいただいたもの、右がデザイン提案させていただいたものです。 そして、当初のご要望だったブラウン系と、新しくご提案させて頂いた グリーン系をプレゼンさせて頂いた結果は…? 即決でした!コミュニカの代表を務める山元様から このグリーンで行きましょうと、嬉いお言葉を頂きました。 デザインが決定した後、試作を行っていきます。 これから試作から生産までの一連の流れを紹介していきたいと思います。 まず、使う糸をセットしていきます。セットされている糸の数だけ カーペットを織るための針があります。 機械によってその本数は異なりますが、多いもので約2,700本にものぼります。 試作をはじめていきます。少し織って柄の確認をしました。 今回は2柄試作しています。同じ糸を使用しているのですが雰囲気が全く変わります。 濃いグリーンの柄(写真1右側)はストライプ柄のように見え 薄いグリーンの柄(写真1左側)はブロック調に見えます。 どちらの柄のほうが良いか開発チームだけでなく工場の人にも意見を聞き ストライプ調の柄で再度柄の出し方を調整し、カーペットの顔を決めていく事にしました。 写真1 _____________________ 写真2 カーペットの重さやパイルの長さを確認し、いよいよ織りはじめていきます。 このあとタイル加工を経てカーペットが出来上がります。 以上がカーペットが作られるまでの流れになります。より良い商品を作り上げる為に考え取り組み お客様のご要望にそえるよう何度も試作を繰り返しております。 こうして出来上がった試作品をお客様に確認していただき、ご納得いただいた上で生産に移ります。 出来上がったカーペットがお客様の元へ届き、いよいよ施工が始まります。 もともとはフローリングだった教室がカーペットに生まれ変わり 全く違った雰囲気へと大変身いたしました! 施工後、お客様からは嬉しい反応を頂いております。 「最高のお仕事に感謝!です。教室の雰囲気だけでなく 音に対しても大きな変化がみられます。感謝」(山元様Facebookより) これからもお客様にとってより良い商品をご提供できるよう取り組んで参ります。 デザイナー 左路実有里
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アウトドアリテーラー 2018SUMMER
世界最大級のアウトドア展示会「アウトドアリテーラー2018SUMMER」の視察に行って参りました。 なんと、出展数は約1,400ブランドの世界で最も大きなアウトドア総合展示会です。 好調を続ける米国経済。 実質成長率は4~6月前年比プラス4.1%、雇用の改善し 失業率は歴史的な低水準に低下しており そんなアウトドアの本場アメリカ市場を調査。 何より新素材・新商品・新アイテム・各社の取り組みなど アウトドア市場が今後どの様に変わっていくのか情報を収集し 当社がさらに飛躍すべく今後の商品開発に活かす事を 視察の目的としておりました。 今回の開催地はアメリカ コロラド州デンバー。 アメリカ中北部に位置し、コロラド州では最大都市。 デンバーの気候は1年を通じて乾燥しており、夏の日中は暑いが夜は涼しく 冬の日中は穏やかだが夜は冷え込みが厳しいというのが特徴で 気温の差が大きく四季がはっきりしていて、まるで日本の様なイメージでした。 春のハイキング、夏のキャンプ、そして 冬のスキーと四季折々自然と共に楽しめる場所でもあり ちなみに昨年2017SUMMERの開催地はユタ州ソルトレイクシティーでした。 今夏から会場が変更になった理由の一つにトランプ政権と ユタ州議会が国の記念碑である『ベアーズイヤーズ』の環境保護地域を 縮小した事にアウトドア業界が反発したから(アークテリクスやコロンビアが不参加)。 色々大人な事情もある様子でした。。。 さて展示会場では大きな青いクマがお出迎え。 会場は50万平方フィートもあり。 これだけではちょっと分かりにくい為 東京ドーム何個分か調べてみたところちょうど同じ1個分だそうです。 中の様子は残念ならが撮影が禁止となっておりまして 有名なザ・ノース・フェイスやパタゴニアはもちろんですが 今後世界に羽ばたいていくであろう新興ブランドの数々がところ狭しと並んでおりました。 又、各社の取り組みを見ておりますと 共通して環境負荷低減、3R、サスティナブル(持続可能)をキーワードとした 素材のアイテムが多数ありタオルやウォーターボトルなど 日常使いの商品も増えアウトドアの裾野の広がりを感じました。 もちろん、当社としても新しいイノベーション、新しい仕組みに取り組み挑戦し続ける事が大切です! ここで少し余談ですが。 当部(テキスタイル・アパレル部)の歴史、成り立ちをご紹介させて頂きます。 当部は発足して約30年。会社の名前の通り紡績を生業にしていましたが、 糸販売だけではこれから生き残れない。 『糸から生地、製品迄』を合言葉に製品ビジネスをスタートさせました。 ベビー服からスタートし、機能性繊維との出会い、また今後伸びてくる分野という事で アウトドアに特化した物作りに至ります。 たくさんのご縁を頂き約30年。振り返ると先人先輩、多くのお取引様、ユーザーの方々への感謝しかありません。 昨今、毎年の様に様々な自然災害が発生し世間を賑わせており 地震、豪雨、そして猛暑。地球環境が大きく変わって来ております。 これは何か地球からのメッセージなのではないか、と思う時もしばしば。。。 マイクロプラスティック問題はじめ地球環境問題はこれから益々無視できない問題となって来ています。 最近、YouTubeでカメの鼻にプラスティック製のストローが刺さっている動画が流されました。 これを機にして、日本でも飲食店や有名ホテルが一斉に使用を取りやめる動きが出てきております。 今回の展示会でもリサイクル素材で『エコ』を謳った商品が多数展示され アウトドアの基本である『自然と共に楽しむ』我々アウトドア製品を作っているメーカーとして 環境不可の少ない素材開発含めて課せられた使命は大きいと感じます。 『地球の為に出来る事』大きなテーマを考えさせられたデンバー出張でした。 テキスタイル・アパレル部 長谷憲治
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差別化~更なる高みを目指して~
先日、繊研新聞に弊社の取り組みなどを取り上げて頂きました。 この記事は、繊研新聞の中堅紡績企業を特集した記事で、弊社のこれまでの取り組みや 現在、力を入れ取り組んでいる内容が記事として掲載されました。 日本の紡績は、ピーク時から比較すると現在の設備規模は、30分の1程度にまで縮小しています。 ここ数年を見ても事業環境は益々厳しさを増しています。 一方で、世界に目を向けると、人口は増加の一途をたどり、それに比例して衣料用の繊維消費量は年々増加。 国内の紡績規模は年々減少して来ましたが、果たして世界の中で技術レベルは低いのでしょうか。 いえ、日本の紡績は、世界の中で決してレベルが低い訳ではありません。 これまで長年にわたり得た経験やそれに伴う技術の蓄積など、技術レベルだけで言えば、 世界でも決して引けをとるものではありません。 つまり、どんなに高い技術があっても、それが世の中のお客様にとって必要とされなければ意味がありません。 また、必要とされる技術があっても、それをしっかりと発信して知ってもらうための努力を しなければならないと痛切に感じています。 今年の6月、弊社のホームページをリニューアルしたのも、 まさに私たちの持つ技術や特徴を多くの人に知って頂き、 これまでの私たちの経験を通して、より多くの人や社会にお役に立ちたいという思いからです。 そして、この技術や経験を次に繋げていくことの必要性も強く感じています。 その一環として今年から特に力を入れているのが若手の教育です。 今年、10名の新入社員が新しいメンバーに加わってくれました。 3月下旬の研修を終え、4月7日からそれぞれ営業や工場などに配属されました。 配属後も定期的に研修を企画し、実施させて頂いております。 5月30日、元アップルジャパンの社長で、現在は株式会社コミュニカを立上げ、 日本の若者を育て、日本を元気にしようと活動されている、山元賢治様をお招きして、 「若者の覚悟」と題し、特別研修を実施させて頂きました。 あの、スティーブ・ジョブス氏から直接ヘッドハンティングされ、 そしてiPhoneを日本にこれだけ広めた山元様のご経験や、言葉の重み一つ一つは、 10名の新入社員にとって何よりの「しげき」となりました。 来年以降もこの研修を継続的に行い、新入社員及び若手教育の柱として行きたいと思います。 7月20日には、トヨタ紡織様の「安全体感道場」を新入社員10名全員で受講させて頂きました。 7月は、1日から7日までは全国安全週間でした。 4月に配属された新入社員が、少しずつ作業にも慣れ始めた時期でもあり、 こうした時期が最も事故が多いとも言われています。 そこで、今年から新入社員にこの安全体感道場の受講をはじめました。 新入社員一人ひとりにとっても、この時期に安全について学べたことは、本当に貴重な経験となりました。 また、今回の経験を単なる学びで終わることなく、 日々の作業や職場の安全レベル向上に繋げて行きたいと思います。 (社長室 長谷享治)
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